初心者が陥る「バットに当たらない」悩み解決策は? キャッチボールが打撃向上に繋がる理由

“最も難しい”野球初心者、小学校低学年のバッティング指導法を専門家が伝授
指導者にとって最も難しい「初心者へのバッティング指導」には、どのような工夫の仕方があるのだろうか。野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」が27日、4夜連続のオンラインイベント「打撃強化4DAYS」を開催。イベント3日目のこの日は、スポーツ科学・発達科学を専門とし、小学生からプロ野球選手まで幅広い年代をサポートする東京農業大学の勝亦陽一教授が登場。野球初心者や小学校低学年への打撃指導の課題についてレクチャーした。
野球を始めたばかりの子どもたちは「バットにボールが当たらない」など、基本的な形がない状態からスタートする。それだけに多くの指導者は、「子どもを教えるのが一番難しい」と悩みを抱えていると勝亦先生は語る。
では、まずは何から始めればいいのか? 勝亦先生は“打撃の入門編”として「バットの重心の位置や形状を理解することが大切」と語る。バットは重心の位置が体から遠くになればなるほど重く感じるため、操作性が落ちてしまう。力のない子どもはできるだけ体に近い場所でバットを構え、スイングすると扱いやすくなるという。
「指導者の方は、バットの重心の位置がどこにあるかを見るといいかもしれません。構えた時は近くても、打ちに行く際に重心が遠くなればバットは遠回りします。そのままスイングすると、必ず力む動作が入るので、(手首を)コネる動作にもつながるので注意が必要です」
ボールに当てる感覚を得る練習方法は「地面に置いたボールを打つ」

バットの重心を理解すると、次はボールへの対応だ。ボールに当てる感覚を得るために勝亦先生が推奨する練習方法の1つが「地面に置いたボールを打つ」こと。バットの長さを理解していれば、止まったボールには必ず当てられるはずだが「地面を叩いたり、空振りしたりする子のほうが多い」と指摘する。
空間認識能力の向上にもつながるだけに、初心者ほど続けてほしい練習法だ。上手に当てる感覚を得るまではバットを短く持ったり、長さを替えないことを勧めている。他にも、キャッチボールの際に正面で捕らず、打席に立つように横を向いてバックハンドで捕ったりすることで打撃の「目付け」が養われるという。
チームの練習では人数が多く、指導者の数も限られている。前から来るボールを打つ数や時間は少ないだけに、キャッチボールの意識1つで打撃の実戦感覚を得られるのは大きいだろう。軟式や硬式球だけでなく、穴あきボールや柔らかいボールを使えば自宅でも可能な練習方法だ。
少しずつ成功体験を得ることで子どもたちは一気に成長していく。「現場ではうまくいかないこともあると思いますが、どのように子どもたちを見ればいいか。そこを大事にしてもらえばと思います」。初心者から上級者までスキルアップが可能な「打撃強化4DAYS」は28日まで開催される。
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