初球から“振りにいけない”打者の共通項 意識のズレで「安打の確率大幅に下がる」

文:間淳 / Jun Aida

XFacebookLineHatena

「ファーストストライクを打ちにいく」に取り組む東海中央ボーイズ

 全国制覇を成し遂げた強豪チームは、ファーストストライクへの意識に最も重点を置いている。愛知県の中学硬式チーム・東海中央ボーイズの竹脇賢二監督が1月31日、野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」のオンラインイベントに登場。ファーストストライクを狙って打席に入り、スイングできる選手と、見逃してしまう選手の違いを解説した。

 2012年に設立した東海中央ボーイズは昨年、日本少年野球春季全国大会で初めて頂点に立った。チームを率いる竹脇監督は「TURNING POINT」による「全国V監督3名が生回答 オンライン指導相談会」に出演し、参加者の質問に直接答えた。質問は効率的な練習法や補食など多岐に渡り、中でも打撃に関する内容が多かった。打撃におけるチーム方針を問われた指揮官は、ファーストストライクの重要性を説いた。

「チームで取り組んでいるのは、ファーストストライクを打ちにいくことです。安打の確率を上げるには、そこを打っていきたい。差し込まれてストライクを1つ取られると、安打の確率は大幅に下がってしまいます。ファーストストライクをスイングするためには、タイミングの取り方が大事になります」

 チームではファーストストライクを狙う意識を徹底しているが、それでも、スイングできない選手がいる。その違いは「タイミングの取り方」にあるという。竹脇監督は「本人は早めにタイミングを取っているつもりでも、見逃し方を見ると投球に差しこまれているケースが多いです。初球から打ちにいくためには、極端なくらい早めにタイミングを取る意識が必要です」と説明した。

基準を作ることで「スランプの期間が短くなる」

 タイミングの取り方が苦手な選手には、最初に、投手の動きと自分の動きを合わせるポイントを、頭で理解するようにアドバイスしている。例えば、ワインドアップの投手に対しては、投手が足を上げ、投げる方の手がグラブから離れた時に、打者が始動するのが基本となる。竹脇監督は、こう話す。

「タイミングの取り方は個々の選手の感覚に頼りがちです。選手それぞれに、合わせるポイントの違いは多少ありますが、基準をつくっておくと、ずれた時に修正しやすく、スランプの期間が短くなると思っています。何となくタイミングを合わせないように指導しています」

 試合当日では打席に入るまでの準備が大切になる。ネクストバッターズサークルで相手投手を見て、タイミングを合わせておく。竹脇監督は「安打が出ると、選手は打撃が面白くなります」と話す。面白さを知れば、練習に取り組む姿勢も変わる。そのために、最も安打が出る確率が高いファーストストライクを打ちにいく意識をチームに浸透させている。

竹脇賢二監督も賛同…無料登録で指導・育成動画200本以上が見放題

 東海中央ボーイズの竹脇賢二監督も賛同する、野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」(ターニングポイント)では、無料登録だけでも200本以上の指導・育成動画が見放題。First-Pitchと連動し、少年野球の現場をよく知る指導者が、最先端の理論などをもとにした確実に上達する独自の練習法や指導の考え方を紹介しています。

■専門家50人以上が参戦「TURNING POINT」とは?

■TURNING POINTへの無料登録はこちら

https://id.creative2.co.jp/entry