
巨人の元スコアラー、三井康浩さんが伝授…ポイントは「親指と握りの深さ」
野球を始めたばかりの子どもに教えることの一つに「ボールの握り方」が挙げられる。“投げる”プレーの根幹である大切な要素だが、幼少期に変な癖がついてしまうと後々の競技生活に影響を与えかねない。この問題に、巨人やWBCでチーフスコアラーを務めた“分析のプロ”三井康浩さんは、2つのポイントを重視することを勧めている。【記事下の動画を参照】
まず大切なのは、親指の位置だ。正しい握り方は、人差し指と中指の第1関節をボールの縫い目にかけ、親指はその真下に位置させる。その際、親指とボールの接点は、親指の内側の面で触れるのが理想の形だ。しかし「親指の腹で握る子どもたちが非常に多い」と指摘する。
親指の腹でボールを握ると、「投げる時にボールを切るような手の動きになってしまう」といい、無意識にスライダー回転のボールになる。結果、捕球する側も難しくなり、キャッチボールや実際の守備の場面で支障をきたすことになる。
もうひとつのポイントは、握りの深さ。「ボールと指の付け根の間に、指が1本入るか入らないかぐらい」が理想的だという。子どもたちの場合は、めいっぱい深く握るケースが多く、その状態で投球すると、ボールをスムーズに離せなくなってしまう。
ボールを握る力加減については「ゆるく握って、ボールを下に向けると落ちるぐらいの強さで握ってみて」と説明している。ボールを強く握りすぎると手首が硬くなり、コントロールも悪くなる。適切な握り方ができれば「リリースポイントでしっかりと手首が使える」ようになるという。
正しい握り方を一度身につけると、その後の野球人生の大きなアドバンテージになる。毎日の練習で意識し続けることが重要だ。小さな基本が、その後の競技生活で大きな差を生むことを覚えておきたい。
【実際の動画】見落としがちなボールの握り方の“悪癖” 送球力に直結する「親指と隙間」の正しい使い方
【動画】
— First-Pitch -少年野球育成悩み解決サイト- (@FirstPitchC2) November 6, 2025
ボールの「正しい握り方」教えてますか?
巨人でチーフスコアラーを務めた三井康浩さんが
子どもに伝えやすい“ポイント2点”を紹介⚾
幼少期に適切なリリースを身につけられれば
競技生活を大きく変えることになります👍
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動画提供:@tpbaseball_c2 pic.twitter.com/RZePx2kmeq
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