
多賀少年野球クラブ・辻監督…体験会成功の秘訣は「想像を超える」こと
少年野球の競技人口減少が課題となる中、多くのチームが部員確保に知恵を絞っている。単なる練習参加ではなく、野球未経験の子どもでも楽しめる工夫を凝らした「体験会」が、その成否を分けると言えるだろう。First-Pitchで取材した学童野球の指導者たちの実践例には、新たな選手を迎え入れるためのヒントが詰まっている。
・保護者の間で口コミが広がるような、印象に残る体験会にするにはどうすればよいか。
・野球のルールを知らない初心者でも、純粋に楽しめる活動とは何か。
・体験会に来てもらう前に、野球に興味を持つ子を見つける方法はないか。
全国優勝3回を誇る滋賀県の「多賀少年野球クラブ」では、辻正人監督が体験会実施に“100%の力で臨む”重要性を語っている。中途半端な取り組みなら「やらない方がマシ」ともいい、保護者の「少年野球はこれくらいだろう」という想像を良い意味で裏切るくらい力を入れることが、口コミによる部員増につながると分析する。決まった日時に開催するのではなく、希望者の都合を優先する「体験モード」を設けるなど、参加者の目線に立った万全の準備で野球の楽しさを伝えている点が、他のチームとの大きな違いだと言えるだろう。
宮城県の「七郷少年野球クラブ」は、体験会に“イベント性”を持たせることで部員数を3倍近くに増やした。重視するのは、一度で入部を決めさせようとせず、繰り返し参加してもらうこと。ティーボールを使った「バックホームゲーム」のように、安打性の当たりでなくとも得点できるゲーム性の高い活動を導入。野球未経験の子どもたちが、まずは「野球道具で遊ぶ」感覚で楽しさを味わい、徐々にチームの雰囲気に慣れてもらう工夫を凝らしている。これにより、終始笑顔の絶えない体験会を実現しているという。
福岡県の「伊左座ヤンキース」は、テレビ番組の人気企画を模した「リアル野球BAN」を体験会に採用し、従来の4倍以上となる20人の子どもたちを集めることに成功した。守備がなく「打つだけ」で楽しめるこの形式が、初心者の「楽しくない」という気持ちを払拭するのに最適だという。さらに、チームの立て直しのために、近隣へのチラシ配りや、学童保育へ出向いて直接子どもたちに声をかける「スカウト」活動も実践。体験会という“待ちの姿勢”だけでなく、積極的に選手を発掘する地道な努力も部員増につながるという。
指導者たちの取り組みは、部員募集の鍵が、従来の練習参加型ではなく、子どもの視点に立った創造的なイベントにあることを示している。野球の楽しさを最大限に伝えるための工夫が、未来の選手たちの心を掴む第一歩となる。
・保護者の想像を超えるほど万全な準備で臨み、質の高い体験を提供することが口コミにつながる。
・初心者が楽しめるよう、「リアル野球BAN」など打つ楽しさに特化したゲーム形式を取り入れると効果的である。
・学童保育のような子どもたちが集まる場所へ出向き、直接声をかける積極的な姿勢も大切になる。
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