日本ハム今川優馬が説く「マンガ」のススメ 大型選手に対抗するために磨いた“知識と熱量”
公開日:2023.07.15

日本ハムの今川優馬が「継続する力」を得た練習とは
日本ハムの今川優馬外野手は、小、中学校と地元・札幌の軟式チームでプレーし、腕を磨いた。苦しい日々もあったという中で、支えになっていたのが幼少期から親しんだ野球マンガだという。様々な工夫を続け、遅咲きながらプロまでたどり着いた方法論を、明かしてくれた。
札幌市で育った今川は小学校3年の時、軟式の「山鼻イーグルス」で野球を始めた。「厳しいチームでしたね。ランニングや素振り、腕立てや腹筋と、家に帰ってもやるように課題が出るんです」。当時は嫌々ながら取り組んでいた。毎日右と左の素振りを200回ずつ、さらに30分くらいのコースを作って近所を走るといった自主練習をしていた。玄関には取り組みをチェックする「達成表」を貼っていた。今考えると、この日々は大きな力になっているという。
「当時はやらされていましたけど、継続する力ってそうしないとつかないと思うんです。小さい頃から、習慣にしていないと身につかない。やらされる練習に意味はないと言われるかもしれませんけど、そういう意味は間違いなくありました」
今川の野球人生は壁だらけだった。その中でも意識改革を迫られたのが、東海第四高(現・東海大札幌高)に入学したときだという。