「野球と一緒に歩み、共に成長できる存在であり続けたい」と話す高橋氏【写真:本人提供】

上手な選手の物真似は成長への第一歩、かつては自身も往年のG戦士を物真似

 子どもたちの成長を感じてもらうため、2月のオープンから半年経った8月には親子野球大会を開催。保護者チームと子どもチームが対戦する形式で親子はもちろん、保護者同士の親睦を深めると「すごく楽しめました。また開催してください」という声が数々届いたという。

 子どもたちに人気なのは、好きな選手の打撃フォームや投球フォームを1週間でコピーするという課題を与えて実施した物真似大会。どうしても自己流にはなってしまうが、それはご愛敬。「本当に上手い選手の物真似をすると体の動きを覚える。だから、物真似をするのはいいことだよと子どもたちにも伝えています」という高橋氏も、子どもの頃は左利きながら江川卓、桑田真澄、西本聖といった右腕や、原辰徳、中畑清、篠塚和典、クロマティら野手陣も含め、1980年代の巨人を支えた名選手たちの物真似をしたそうだ。

 野球が持つ魅力や楽しさを伝えるアカデミーで、子どもたちが見せる笑顔からパワーをもらっているという高橋氏。「アカデミーを通じて、自分もまた成長していきたいですね」と自らの可能性にも期待する。夏休みに日本の子どもたちを受け入れて米国に住む子どもたちと交流する機会を作るなど、近い将来に実現させたいアイディアは頭の中にギッシリ詰まっているようだ。

「野球に貢献するとか恩返しするとか、そういう感じではなくて、僕の場合は常に野球と一緒の目線で歩いている感じ。一緒に歩み、共に成長できる存在であり続けたいと思います」

 人生の“相棒”でもある野球と始めた新たな挑戦は、まだ始まったばかりだ。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

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