存続危機から部員3倍にV字回復 半日練で徹底する“底辺指導”【神奈川県平塚市・大野クラブ】

更新日:2026.05.29

文:First-Pitch編集部

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部員7人から”V字回復”…きっかけになった「大谷グラブ」

 神奈川県平塚市を拠点にする大野クラブは、「技術の向上、体力の増進、精神力の安定強化」を目的として活動している学童野球チームだ。5年ほど前、メンバーが7人にまで減ってしまい、チーム存続の危機を迎えた。単独で試合ができないため、金田子供会野球部や八幡インディアンズと合同チームを組むなどして苦しい時期をしのいだ。そして、地道なチーム改革が実を結び、単独チームとして復活を果たした。

 V字回復を支えたのが、柔軟な練習時間だ。基本の活動は土曜日と日曜日の午前のみで、祝日は思い切って休みにしている。これは年に1度の父母会で話し合い、保護者の意見を取り入れながら決めている。もちろん、「もっと野球をやりたい」という半数ほどの選手向けに午後練習も行っており、それぞれの希望に寄り添った運営をしている。

 普段の練習は大野小学校の校庭と、専用グラウンドとして使える四之宮ふれあい広場仮設野球場の2か所で行っている。相原昌次代表兼総監督は、地域のソフトボール大会でプレーしていたところをスカウトされ、指導者の道を歩み始めた。相原代表が大切にしているのは、中学や高校へつながる「一番底辺の指導」だ。投げる、捕る、打つという野球の基礎を子どもたちにコツコツ教えている。

 多くの子どもたちが集まるきっかけになったのが、ドジャース・大谷翔平投手から寄贈されたグラブだった。またとない機会を逃さず、大野小学校の校庭で体験会を何度も開催したことでたくさんの仲間が加わり、部員は25名になった。現在は公式Instagramでも、練習での楽しそうな様子を発信している。リーグ戦では上手い下手に関係なく全員を試合に出して野球を楽しませている。こうした温かい方針が、チームの未来と子どもたちの笑顔を守っている。

「大野クラブ」のインスタグラム
https://www.instagram.com/ohno_club_baseball/

【動画:Baseball Japan公式YouTube】

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