王座奪還へ、慶大が首位明大に先勝 ドラフト候補・萩尾3ラン&増居が通算16勝目
首位の明大に今季初黒星つける、堀井監督「チャレンジャー精神で」
慶大は15日、神宮球場で行われた東京六大学野球秋季リーグで、明大との1回戦に6-3で勝利した。先発したエース増居翔太投手(4年)が7回1/3を投げ1失点。打線は4回まで明大先発・蒔田稔投手(3年)の前に無得点も、5回に萩尾匡也外野手(4年)、古川智也外野手(4年)の適時打で3点を奪って逆転。首位の明大に今季初の黒星をつけた。
今週の結果次第では、明大に優勝を決められてしまう重要な初戦。2位で追いかける慶大は、プロ志望届を提出している増居が先発。初回2死から連続長打で1点を失うも、その後は無失点と粘りの投球を展開した。「やってしまったという気持ちもあったんですけど、1点だったので切り替えて投げられた」。8回に宗山塁内野手(2年)に2ランを許して降板となったが、後を継いだ橋本達也投手(4年)が追加点を許さなかった。
増居はこれで現役選手では最多となるリーグ戦通算16勝目。今季は防御率1.58と好投を続けている。目前に迫るドラフト会議については「特に気にせず。目の前の試合に集中してという感じでやっています」と淡々と話した。次戦に向け「今日は打たれたので、しっかり反省して修正できるところは修正して臨みたいと思います」と淡々。堀井哲也監督は「中盤以降なんとかつながってくれた。春の優勝チームなので、明日もチャレンジャー精神で向かっていきたい」と表情を引き締めた。