ドラフト候補の立大・山田が2戦連発の9号 指揮官称賛「タイミング、雰囲気もいい」
山田は東大戦の初回、左翼席へ先制2ラン
立大は8日、神宮球場で行われた東京六大学野球秋季リーグ戦の東大1回戦に4-2で勝利した。20日にプロ野球ドラフト会議を控え、上位候補として注目が集まる山田健太内野手(4年)が初回に2死一塁から左翼スタンドへ先制2ラン。その後追いつかれるも、8回に2死二、三塁から安藤碧外野手(3年)が中前へ勝ち越しとなる2点適時打を放って試合をものにした。
初回以降は得点をなかなか奪えず、7回には同点に追いつかれたが、8回になんとか勝ち越し。溝口智成監督は「東大のピッチャーが良い球を投げてきていたので、思うようなバッティングができなかった。後半勝負になってしまいましたが、なんとか良い形で勝てたかなと思います」とうなずいた。先発した池田陽佑投手(3年)は7回4安打2失点。「真っすぐの質は悪かったですけど、その分カットとツーシームが低めに制球できた」と振り返った。
「4番・一塁」で出場した山田は初回、東大先発の鈴木健投手(3年)が投じた2球目の直球を捉え、4日の法大3回戦に続いて2試合連発となる今季2号(リーグ戦通算9号)2ランとした。自身としては2年秋以来となる1シーズン複数本塁打となり、打点も1年春に記録した自己最多の7打点に並んだ。20日にドラフト会議を控え、日本ハムの稲葉篤紀GMや複数のスカウトの前で、持ち味のバッティングをアピールした。溝口監督は「タイミング、雰囲気もいいと思います。良い状態」と語った。