高校で野球部に入ったらいくらかかる? 入学金から部費まで「公立と私立」を比較

公開日:2022.04.24

更新日:2022.05.18

文:First-Pitch編集部

XFacebookLineHatena

私立は授業料以外にも施設整備費などがかかる

 高校で野球部に入ったら、どのくらいの費用が必要なのか。お金の事情は、少年野球の保護者も気になるところ。最近まで2人の息子が公立と私立の高校で野球部員だった保護者の話から、授業料や施設整備費、寮費に部費など総額を比較。公立と私立では3年間の費用に5倍の違いがあった。

 進路を決める上で、費用は条件の1つになる。私立の方が公立よりもお金がかかると知っていても、どんなものに、いくらくらい必要なのか具体的には分からない部分が多い。まず、高校入学時の支払いや毎月の授業料など、部活以外の面を比べてみる。一般的な私立と公立に進学した兄弟にかかった実際の費用は以下のようになった。

○私立高校
(入学時)
入学金 12万円
施設設備費 3万円
後援会入会費 1万円
校友会入会費 1万円

(毎月の納入)
授業料 2万3000円
施設設備費 4000円
教育充実費 3000円
後援会費 3000円
校友会費 3000円
修学旅行積立金 8000円

○公立高校
(入学時)
入学金 5650円(都道府県への支払い)
学年会費 6万1000円

(毎月の納入)
授業料 9700円
修学旅行積立金 6600円
PTA会費(年間) 1万7000円

【次ページ】ある家族では3年間総額で私立が450万円、公立が90万円だった

トレンドワード