苦痛だったはずがプロMCに 球場アナウンスに悩む“野球ママ”に伝えたい2つのコツ

文:川村虎大 / Kodai Kawamura

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MCのプロ・小出村珠美さんは野球ママ「順番が回ってくるのが苦痛だった」

 流暢な英語によるアナウンスは、プロ野球や国際大会のような雰囲気を作り出す。野球ママの小出村珠美さんは得意な英語を生かし、中学硬式野球「ポニーリーグ」をはじめ、様々な競技で球場アナウンスを担当している。今でこそ役割を楽しんでいるが、かつては「苦痛でしかなかった」という。心境が大きく変わったのは、2つのコツに気付いたからだった。

 声が裏返ってしまう。言葉に詰まってしまう。野球ママたちの悩みの1つに球場アナウンスがある。自分の順番が近づいてくると、不安やストレスを感じる人も少なくない。中学硬式野球「ポニーリーグ」の関東連盟春季大会で英語のアナウンスを担当した小出村さんも、以前は同じ悩みを抱えていた。

「順番が回ってくるのが苦痛でしかありませんでした」

 2人の息子が野球チームに入っていたため、アナウンスの当番があった。もちろん、未経験の役目。最初は思うように言葉が出てこなかったという。上達のきっかけは、息子が上級生になった時だった。

 後輩ママから「アナウンスを教えてください」と声をかけられた。人に教えるほどの自信がなかった小出村さんは「せっかくなら、自分で勉強してみよう」と決意。アナウンスが上手い人を参考にしたり、スムーズに話す方法を考えたりすると、上達するのが楽しくなった。そして、得意の英語を交える余裕も生まれ、野球以外の競技でもMCとして活動するまでになった。

 小出村さんはアナウンスを苦痛に感じる野球ママの気持ちを理解しているからこそ「少しでも楽しんでもらいたい」と願っている。上達のヒントには、2つのポイントを挙げる。

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