打線が9人で終わらない? “控え廃止”で緊張感…現場も感じる「14番打者制」の効果

更新日:2025.05.19

文:片倉尚文 / Naofumi Katakura

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リトルリーグが採用した「全員連続オーダー制」…現場は効果実感

 少年硬式野球「リトルリーグ」では、2023年から最大14人のベンチ入りメンバー全員が打順(打撃オーダー)に入り、打席を経験する「全員連続オーダー制」が採用されている。そのメリットを現場も実感しているようだ。

 1チーム10人が表示されるスコアボード。最終打者の名前が次々と入れ替わる。場内アナウンスは「10番……、11番……」と聞きなれない言葉が幾度も響いた。今月9~11日に茨城・牛久市などで行われた「第13回インターミディエット全日本リトルリーグ野球選手権大会」でも採用された「全員連続オーダー制」は選手の意識も変えつつあるようだ。

 日本リトルリーグ野球協会の坂谷内実会長は「みんなバットを振り込んでいるようで、試合に迫力が出てきたように感じます。誰もが試合に出る前提で準備していますから。試合に出ない選手がいないので緊張感が生まれているように見えます。(チーム力が)底上げされているように感じます」と効果を語る。

 2023年から実施されている「全員連続オーダー制」。守備に就く選手は9人だが、攻撃では最大14人のベンチ入りメンバーが14番までの打線を構成する。ベンチ入り選手全員の出場を義務付けるルールは守備機会などを含めてそれ以前からあったが徹底させた。

 同協会はその際に声明を発表。「理念の根底には規則の範囲のなかで『一人でも多くの選手に野球を楽しんでいただき、より多くの機会を与えたい』という考えです」と記している。

 現場にも好評だ。同選手権で4強入りした宮城リーグの高梨道明監督は「メリットが多いと感じます。多くのチャンスを選手にあげられますし、子どもたちのモチベーションも高まっています」と明かす。

 従来なら控えに甘んじていた子どもが、試合に出て思いきりバットを振る。リトルリーグの試みは確かな効果を生んでいるようだ。

スコアボードにはDHが複数人並ぶ【写真:片倉尚文】

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