「日やけ止め」を“当たり前”に 野球のパフォーマンスも向上…効果的な紫外線対策

公開日:2023.08.02

更新日:2023.12.26

文:片倉尚文 / Naofumi Katakura

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「コーセー」が女子中学野球チームに日やけ止めの適切な使い方を伝授

 野球少年少女にも浸透しつつある「日やけ止め」。その効果を最大限に高めるにはどう使えばいいのか。化粧品大手「コーセー」は先日、女子中学硬式野球チーム「西湘Future」「スルガマリンガールズ」の選手を対象に「紫外線対策講座」を神奈川・秦野市で実施。タイプ別の使用方法や塗り方を選手に伝授した。

 一般的な化粧品店や日用品の売り場にある日やけ止めには、大きく分けて5つのタイプがある。カシャカシャ振ってから使う「シェーキングタイプ」はみずみずしい心地よさが特長。なめらかに伸び広がる「ジェルタイプ」は潤ってべたつかない。この2つが屋外レジャーやスポーツに最適とされる。

 塗り直しに便利なのが「スティックタイプ」と「スプレータイプ」。スティックタイプは直塗りできるので手が汚れない。「スプレータイプ」は髪にかける時にも使いやすい。もうひとつが「敏感肌用」。コーセー美容開発部の戸塚みくりさんは「肌あれした時にこそしっかり使用してほしい」と訴える。

 塗り方は、顔の場合は直径15ミリくらい(シェーキングタイプの場合)を手の平に取って全体に広げる。手の平全体で顔全体にむらなく、中心から外側に広げて伸ばす。鼻や口の周りなど細かい部位は指の腹を使って伸ばしていく。たっぷりむらなく塗ることが大事だという。

 腕に塗る場合は、腕から手の甲まで一直線に“直塗り”。手の平全体で大きく円を描くようにむらなく伸ばしていく。肌がしっとり濡れるくらいが目安だ。

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