梅雨の時期は自宅で野球の実力アップ 成長過程の少年少女にお勧めのトレーニング
掛川市の少年野球チームで指導する岡田千詠子氏は、北京冬季五輪出場選手も指導
6月も半ばを迎え、日本列島は北海道を除く全地域で梅雨入りした。少年野球の練習や試合も、雨で中止になったり、室内トレーニングに変更になったりするケースが増える。まだ筋力が十分ではない子どもたちでもできる、この時期にお勧めのトレーニングがある。
体に大きな負荷をかけずに筋力をつける。成長過程の小学生に向けたトレーニングを提案するのは、静岡・掛川市の少年野球チーム「グッドフェローズ」でコンディショニングコーチを務める岡田千詠子さん。全米ストレングス&コンディショニング協会認定パーソナルトレーナーで、現役女子高生として今年の北京冬季五輪に出場した三木つばき選手のパーソナルトレーナーも8年ほど前から担当している。
グッドフェローズは、選手の怪我を予防しながら、基礎体力や運動能力を伸ばすチーム方針を掲げている。目先の勝利や技術指導より、中学、高校でパフォーマンスを高める土台作りに重点を置く。岡田さんは、子どもたちの体の成長に合わせたトレーニングメニューを組んでいる。
室内練習場や自宅でもできるトレーニングとして、岡田さんが勧めるメニューの1つは「回転する腕立て」。一般的な腕立て伏せはある程度の筋力がないと体が持ち上がらないが、岡田さんが指導する方法は小学校低学年でも取り入れられる。
下半身を強化する「フロントランジ」、片足跳びのけんけんでもOK
腕立て伏せの格好をしてから、片手を地面から離して、顔が天井を向くように回転する。右回転と左回転5回ずつを1セットとして、3セットが目安。お尻が上がりすぎたり、下がりすぎたりしないように注意する。岡田さんは「腕立て伏せと同じように胸や腕の筋肉が鍛えられます。球を投げる時に必要な肩回りや体幹も強化できます」と話す。
下半身のトレーニングで勧めているメニューの1つは「フロントランジ」。足を肩幅に開いて立ち、片足を前に踏み出して上体を沈ませる。前に出した足で地面を強く蹴って、元の格好に戻る。難しいと感じた場合は、片足跳び(けんけん)で真っすぐ進んでも良い。フロントランジと同様、お尻や太ももの筋肉が鍛えられるという。
気象は人間の力で変えられないため、梅雨にバットやグラブを使った練習が減るのは仕方ない。ただ、この時期にトレーニングをすれば、梅雨が明けた時に自分の成長を感じられるだろう。
【実際の動画】梅雨時も自宅で実力アップ…成長過程の少年少女にお勧めのトレーニング
https://twitter.com/FirstPitchC2/status/1537358392016404480
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