チェックポイントは「肩の入れ替え」、「肩から肘までのライン」

 プロ野球の元指導者の中に、投球は「肩の入れ替え運動」でおこなうと言う方がいました。投げ終わった後、結果的に肩が入れ替わったような形になるということですが、手投げであればもちろんこの形はできません。

 また、肩のラインと投げる側の肘までが一直線に揃ってリリースができているかどうかも「手投げ」にならないための重要なチェックポイントです。腕力だけに頼ると、腕を振り回しがちになるので、この「肩から肘のライン」を逸脱することが多いようです。

 これらのことを踏まえて、普段のキャッチボールやピッチング練習をする際には、「肩の入れ替え」ができているかと「肩から肘までのライン」が揃っているかを確認する必要がありそうです。

 正しい投げ方を身に付けて、投げる技術の向上と故障リスク低減に努めていきましょう。

【次ページ】【写真6枚】ソフトバンク・千賀、オリックス・宮城ら一流投手から見る 「肩から肘のライン」が揃っている“理想的な投げ方”

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