“踏み込む足”の一工夫がもたらす劇的変化 強く正確な送球につながる「かかと着地」

更新日:2023.07.04

文:First-Pitch編集部

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米国流スキルコーチの菊池拓斗氏が“踏み込み足”に特化したドリルを解説

 下半身の使い方を覚えると、送球はさらに強くなる。米国で野球指導を学んだスキルコーチの菊池拓斗さんは、少年野球の子どもたちにも守備で大切な動きを分解して教えている。送球では上半身の使い方を指導してから、ドリルを活用して足の動きのポイントを伝えている。タオルを使ったシャドーが効果的だという。

 野球教室やYouTubeなどで知識や技術を伝えている菊池さんは、送球を向上させるドリルでも上半身と下半身、さらに上半身でも動きを細分化してポイントを教えている。送球向上のため、最初は肘や胸の使い方といった上半身の動きを指導。肩や肘への負担を軽減して怪我を予防し、送球の正確さを身に付けるには、上半身がより大切になるためだ。

 次の段階として指導するステップは、ポイントを覚えると送球のが強くなるという。足の動きも左右に分けて、ドリルで習得していく。

 右投げなら左足にあたる踏み出す足のステップで大切になるのは「膝とつま先の向き」。投げる方へ膝とつま先を真っ直ぐ向け、踏み出す足の方向へ胸を回して倒す。投げ終わった後、左足一本で地面と垂直に立てると球に力が伝わる。

 菊池さんは「左膝が内側に入って体が三塁側に倒れると、力が逃げてしまいます。左足のかかとから着地すると、つま先が投げる方に向きやすくなります」とアドバイス。タオルを使ったシャドーが動きを固めるドリルとして効果的だという。

 投手も野手も踏み出す足の使い方は同じ。野手の場合は、ステップしながらタオルを振ったり、球を投げたりするとイメージしやすい。菊池さんは「野手もつま先の向きと、踏み出した足の方向へ胸を倒す動きが大切です」と強調した。ドリルで習得する一歩のステップが、守備力向上の大きな一歩となる。

【次ページ】【動画】ポイントは踏み出す足の膝とつま先の向き 強くて正確な送球を生むステップのドリル

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