打撃の“割れ”は「バットを振るスペースを作る作業」
バッティングでよく耳にする“割れ”という言葉。打ちにいく際、上半身と下半身が別の動きをするが、実際にどのような効果があるのか。報徳学園高時代の2002年に選抜優勝を経験し、同年ドラフト1位で日本ハムに入団した尾崎匡哉さんは「強いスイング、ストライクボールの見極め、体の突っ込み防止が期待できます」と語る。
好打者の共通点ともいえる打撃の“割れ”。プロ野球解説者などからもよく聞く言葉だが、野球を始めたばかりの少年、少女たちにどう伝えればいいのか。打撃フォームのなかで“割れ”を作って得られるメリットは多いという。
現在、学童野球の指導を行っている尾崎さんは「バットを振るスペースを作る作業。コースだけじゃなく、奥行にも対応できるので必要な要素の一つ。打者にとって“割れ”がないとしっかりと打つことはできません」と説明する。