
ダーツ投げ回避へ…“肩の入れ替え”で習得できる理想の投球フォーム
初心者の子どもたちに野球を教えるうえで、極めて重要なのが投げ方指導だ。腕の力だけに頼ったり肘抜けなどの“悪癖”が付いたりすると、中学や高校など上のレベルになるほど苦労する可能性が高い。3度の全国優勝を誇り、幼児野球の指導にも定評がある学童チーム「多賀少年野球クラブ」の辻正人監督による、理想的な投球フォームが身に付く初心者にお勧めの「投げ方ドリル」を紹介する。【記事下の動画を参照】
送球や投球に問題を抱えていると、レベルが上がるにつれ試合に出られる可能性は少なくなっていく。辻監督も「投げ方に癖がつくと、経験や年齢を重ねてからでは修正が難しい。ここの部分をアバウトにやってしまう人は多い」と警鐘を鳴らす。
そこで、チームでは野球初心者に理想的なフォームを身につけさせることを重視。ドリルの内容は、まず歩幅を広げ、踏み出し足のつま先を投げる方向に向け、投げる体勢を作る。次にグラブを腰に当て、肩を平行にする。そして、利き腕の角度を90度にして、ボールを持った利き腕を耳の後ろ(右投げなら右耳の後ろ)辺りで構える。
これでトップまでの形は完成。投げる際にはこの状態から肩甲骨を入れ、前の肩を軸に後ろの肩(右投げなら右肩)が追い越すように回転させる。辻監督は「正面を向いて投げるとダーツ投げになるので。肩をしっかり入れることも大事です」と説明する。
子どものうちに理想のフォームを身に付けておけば、長くプレーできる可能性も高まる。指導者は癖のないフォーム作りを意識して子どもたちを指導したい。
【実際の動画】初心者のうちに習得したい“癖のないフォーム” 理想の「肩の入れ替え」が身に付く投げ方ドリル
【動画】
— First-Pitch -少年野球育成悩み解決サイト- (@FirstPitchC2) October 24, 2025
野球初心者への指導で、とても重要なのが“投げ方”⚾️
一度悪い癖がつくと、修正は容易でありません😔
”学童野球の名将”のフォーム習得ドリルを紹介🌈
“両肩の回転”がポイントです💡
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動画提供:@tpbaseball_c2 pic.twitter.com/nQkfzkr5Q9
3度の全国制覇…多賀少年野球クラブの指導・練習法を紹介!
Full-Count、First-Pitchと野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」では、10月27日から5夜連続でオンラインイベント「日本一の指導者サミット2025」を開催します。多賀少年野球クラブの辻正人監督ら小学生・中学生の各野球カテゴリーで全国優勝経験がある全11チームの少年野球監督を招き、日本一に至るまでの指導方針や独自の練習方法について紹介していきます。参加費は無料。登場予定チームなどの詳細は以下のページまで。
【日本一の指導者サミット2025・詳細】
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