正しく立つポイントは「かかと」、「母指球」、「小指球」の3点を意識

 片足で正しく立つために大切なのは、「かかと」、「母指球(親指の付け根)」、「小指球(小指の付け根)」の3点が地面につけること。3本の脚でバランス良く立つ三脚のイメージだ。

 自分は正しく立てているのか。勝亦教授は“現在地”を知る方法を実演した。例えば、片足で立ち、両手を前ならえのように前に出す。そして、両手の親指を立てて、顔は動かさずに目だけで左右の親指を3秒ずつ順番にじっと見る。重心が前後左右のどこかに偏っていると、バランスを崩して真っすぐ立てない。

 その他にも、片足で立ってから、浮かせた方の足を後ろに伸ばしながら片手を前に出すメニューや、片足立ちしながら椅子に座ったり立ち上がったりする「立ち方のテスト」を実演している。

 勝亦教授は、立ち方に課題があり、制球難に苦しんだ高校球児を指導した経験がある。片足で立つように指導すると、真っすぐ立っていられなかったという。これは「投球する時にグラグラした状態で投げていることになります。最初の立つ姿勢ができないまま次の動きに入れば、コントロールを定めるのは難しいですし、再現性も低くなります。打撃も同じです」と勝亦教授。立つ重要性を強調する。

 少年野球でも、指導者から「しっかり立ちなさい」、「バランス良く立ちなさい」と言われる子どもたちは多い。だが、言葉の意味が理解できず、立ち方を修正できなければ、パフォーマンスは思うように伸びない。正しく立つことから全ての動きは始まる。

【実際の動画を見る】正しく立てているかチェック 東農大・勝亦教授が解説する能力テスト

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