女子小学生だけの全国大会は「特別な時間」 NPBが信じる“環境を変える力”とは?

選手からは喜びや感謝の声「特別な時間だった」

 学童チームで野球をする女子小学生は増えてきている。ただ、女子だけのチームで試合をする機会はほとんどない。中には男子をしのぐ力のある女子選手もいるが、大半は出場機会が限られている。「ガールズトーナメント」は、その状況を変えようと立ち上げられたのだ。

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 スタート当初は苦労の連続だった。試合会場や必要な人員の確保が難しく、スタンドのある野球場で試合ができたのは準々決勝以降。複数の会場で試合を同時に行っていた。

 それでも、年を重ねるごとにサポートの輪が広がった。今年の決勝が坊っちゃんスタジアムであったようにプロ野球選手もプレーする球場を使えるまでになった。

 大会を続けていることで、女子選手からは喜びや感謝の言葉が届いている。「普段のチームで男子と一緒にプレーするのとは違う楽しみがあって、特別な時間だった」、「普段は試合をすることがない地域のチームと対戦し、友達になれたのでうれしかった」。全日本女子野球連盟の関係者からも「女子野球の底辺拡大に間違いなく貢献している」などの声が寄せられているという。

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