定期的に首都圏をはじめ、各地で開催予定
また、ボランティアスタッフとして関東地区大学準硬式野球連盟の学生も4人が参加し、子どもたちをサポート。島本さんは「この大会はこのような思いのある大人たちが子どものために機会を提供し、試合を通していろんな学びを得る貴重な機会。今後も定期的に首都圏をはじめ各地で続けて、交流の輪を広げていきたい」と野球界の将来を見据えた。
試合はどれも5点差以内の好ゲームとなった。ホームベースから40メートルに設定されたホームランエリアを軽々と超える打球をどのチームも打つなど、打撃戦やフルスイングする子も多く見られた。守備では横っ飛びでボールに食らいつくなど、伸び伸びとしたプレーがたくさん見られ、観ている保護者の歓声も大いに上がっていた。
気軽に野球を始められる環境が少なくなった昨今、いろいろな制限が増えていく中で子どもたちが純粋に野球やスポーツに触れられる機会が少なくなった。子どもと向き合う大人たちも勝つことや上手くなることだけに目を向けて、子どもたちの笑顔や小さな成功体験、成長する姿を見られなくなっているのではないかという疑問もある。シンプルに「野球=楽しい」と思える環境づくりが必要となってくる。