慶大主将は歴代最多にあと5発、明大から5人がベスト9 東京六大学を彩った選手たち

公開日:2023.05.31

更新日:2023.12.26

文:First-Pitch編集部

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慶大・廣瀬は通算18発、明大・上田は3度目のベストナイン受賞

 東京六大学野球の春季リーグ戦は30日に全日程を終了。ベストナインが決定した。3連覇を達成した明大からは村田賢一投手(4年)ら5選手が選出された。個人タイトルでは、明大・飯森太慈外野手(3年)が打率.426で首位打者に、法大・篠木健太郎投手(3年)が0.68で防御率のタイトルを手にした。

 10勝1敗1分けの勝ち点5で優勝した明大。1937年春から1938年秋に4連覇を果たして以来、戦後初の3連覇を成し遂げた。その立役者が村田だった。7登板で3勝0敗、防御率0.80。45回を投げて5四死球と抜群の制球力を武器にチームを引っ張った。5日に開幕する全日本大学選手権での投球も注目される。

 明大主将の上田希由翔内野手(4年)は三塁手で受賞。一塁手で受賞した3年春から3季連続のベストナインとなった。今季はリーグ3位の打率.372をマークし、3本塁打、12打点を記録。通算本塁打は9本となった。

 首位打者の飯森は断トツの7盗塁をマーク。昨秋も9盗塁を決めており、スピードスターの誕生と言えるだろう。慶大の主将、廣瀬隆太内野手(4年)は今季5本塁打をマーク。通算18本塁打は歴代7位タイだ。慶大の先輩である高橋由伸氏(元巨人)が持つリーグ記録まであと5本。秋季リーグでは大きな注目を集めるだろう。

 最速157キロ右腕の篠木は7登板で3勝2敗、防御率0.68だった。2020年春季リーグを最後に遠ざかる優勝へ、秋季リーグでの更なる飛躍が期待される。

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