逆方向へ特大弾、全国導いた小6女子が重ねた“特訓” 暗くなった空き地で…母と二人三脚

全国大会初出場…東京都予選で猛打見せる「オール江東女子」の清水せいら
女子小学生の全国大会「NPBガールズトーナメント2025」(8月14日~20日、岡山県)出場権をかけた東京都大会準決勝で、オール江東女子が品川レディースに5-1で勝ち、「4番・三塁」で出場した清水せいら(6年)は逆方向の左中間へ特大のランニング本塁打。主砲の一打がチームに勢いを生んだ。強打の秘訣は日々の“シャトル打ち”にあるという。
6日に東京・舎人公園野球場で行われた「東京都知事杯 第14回東京都女子学童軟式野球大会 エリエールトーナメント」準決勝。1点を追う2回に清水のバットが火を噴いた。左打席から放たれた高い放物線はセンターのはるか後方で弾んだ。柵が設定されていない球場で、悠々のランニング本塁打だった。
「打球は見られなかったんですけど、バットに当たった時の感覚が気持ち良かったです。ホームランになるかなと思って走りました」と声を弾ませた。
1点を先制された直後の一撃。「先制された直後に彼女が1本打って、チームが盛り上がった。いつもマン振りで、あのスイングで勢いをつけてくれました。引っ張ろうとするとどうしても体が開いてしまうので、センター方向へと伝えていました。強い当たりが出て良かったです」と長江彰孝監督は笑顔で称えた。
小学3年生で江東区の学童野球チーム・砂町ジャガーズに入部。1学年下の弟が体験練習に参加した際に同行し、野球の楽しさに触れたのがきっかけだった。砂町ジャガーズでは三塁か投手を務め、主に5番を打つ。この大会ではオール江東女子の主砲として計2本塁打。初の全国切符を掴む原動力となった。
両親も愛娘を全面サポート。父は砂町ジャガーズでコーチを務め、母は自主練習に付き合う。暗くなった空き地で素振り&シャトル打ち。母の綾乃さんがシャトルを投げ、娘が打ち返す。「バットの芯でとらえる感覚を養えると思います」と娘のせいらは効果を実感している。
日々の努力が実を結び、導いた全国切符。「全国でもホームランとか得点に結びつくバッティングをしたいです」と大舞台を思い描いた。
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