春の東日本王者は京葉ボーイズ 「子どもが必ず伸びる」秘訣…結果を残せる“信頼関係”

文:First-Pitch編集部

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メニコン杯結果…中学部決勝は松戸中央との同県対決、小学部は深谷ボーイズが初V

 ボーイズリーグの春の東日本王座決定戦「メニコン杯 第27回関東ボーイズリーグ大会」は、3日に準々決勝、4日に準決勝・決勝が東京・大田スタジアムなどで行われ、中学生の部は京葉ボーイズ(千葉県)が2年ぶり3度目、小学生の部は深谷ボーイズ(埼玉県西)が初優勝を飾った。

 中学部を制した京葉ボーイズは、準々決勝では、高崎中央ボーイズ(群馬県)の終盤の猛反撃をしのいで勝ち上がり、準決勝は長野県勢初の4強進出となった松本ボーイズに5回コールドで快勝。

 迎えた松戸中央ボーイズとの「同県対決」は、初回、先頭打者・西川の中前打を足がかりに先制すると、一時は逆転を許したものの、3回に西川の右中間二塁打で同点、4回には2番・亀井の中前適時打などで4点を奪い再逆転。最後は追いすがる松戸中央の反撃を食い止め、7-5で2年ぶりの栄冠を手にした。同時に東日本ブロック推薦枠での選手権大会出場が確定した。

 京葉ボーイズを率いる関口勝己監督は試合後、次のように熱く語った。

「愛情と情熱を持ち、子どもたちと接すれば、自ずと信頼関係が生まれて結果を出すことができます。子どもの目線で基本動作を教え、時には一緒になってバッティングや守備、投げ方を実践する。長所を褒めて悪い所を指摘してあげれば子どもたちは必ず伸びます。試合では、選手を信頼しポジティブに楽しんで行こうと言っています。野球選手を育てているのではない。野球人を育てる、人間力を強くしたいという思いで指導に当たっています」

優勝した京葉ボーイズの集合写真【写真:日本少年野球連盟提供】

 初優勝を狙った松戸中央ボーイズは、準々決勝では館林ボーイズ(群馬県)を相手に終始優勢に進め、東松山中央ボーイズ(埼玉県西)との準決勝も序盤から得点を重ねて5回コールドで勝利。決勝は、2回に9番・山口の中前打から一時リードを奪ったものの、最終回の一、三塁の好機も併殺の間に1点を返すにとどまった。

2位・松戸中央ボーイズの集合写真【写真:日本少年野球連盟提供】

 深谷ボーイズと埼玉新座ボーイズ(埼玉県東)が対戦した小学部決勝戦は、延長戦に突入する接戦となったが、8回1死満塁のチャンスをものにした深谷ボーイズが初の頂点に立った。埼玉新座は、準決勝の埼玉上尾ボーイズ(埼玉県東)戦を最終回逆転で勝ち上がり勢い付いたものの、惜しくも連覇には届かなかった。

メニコン杯最終結果…準々決勝・準決勝・決勝スコア

投打が噛み合い準々決勝を快勝した松戸中央ボーイズ【写真:日本少年野球連盟提供】

【中学部】
[準々決勝]

東松山中央ボーイズ 9-1 白井中央ボーイズ
松戸中央ボーイズ 3-1 館林ボーイズ
松本ボーイズ 9-2 武蔵嵐山ボーイズ
京葉ボーイズ 8-5 高崎中央ボーイズ

[準決勝]
◎第1試合

東松山中央ボーイズ 0 0 0 2 0  2
松戸中央ボーイズ  1 2 0 5 1x 9

◎第2試合
松本ボーイズ 0 0 0 0 1  1
京葉ボーイズ 3 2 0 0 3x 8

[決勝]
京葉ボーイズ   1 0 1 4 0 1 0 7
松戸中央ボーイズ 1 1 0 1 0 1 1 5

惜しくもベスト8で敗退となった白井中央ボーイズ【写真:日本少年野球連盟提供】

【小学部】
[準々決勝]

深谷ボーイズ 7-6 都筑中央ボーイズ
流山・東京足立合同ボーイズ 14-8 勝呂ボーイズ
埼玉上尾ボーイズ 9-2 東京江戸川ボーイズ
埼玉新座ボーイズ 12-11 東京世田谷ボーイズ

[準決勝]
◎第1試合

流山・東京足立合同ボーイズ 0 1 0 0 1
深谷ボーイズ        3 0 9 x 12

◎第2試合
埼玉新座ボーイズ 0 0 0 1 0 3 4
埼玉上尾ボーイズ 0 2 0 0 1 0 3

[決勝]
埼玉新座ボーイズ 1 0 0 0 0 0 0 0  1
深谷ボーイズ   0 0 0 0 1 0 0 1x 2

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