ヤクルトでは宮本慎也さんとのコミュニケーションに努めた

 ヤクルトで7年、日本ハムで2年間の現役生活を送った。喜びも苦しみも味わった9年間の経験が指導者としての根底にある。例えば、ヤクルト時代はチームの主力だった宮本慎也さんの“そば”にいることを心掛けたという。

 投手と野手。年齢は18違う。それでも遠征のバスで隣に座り、ロッカーも野手寄りの位置にするなど、リーダーシップを備えた大先輩とコミュニケーションを取ることに努めた。「単純に長く現役をやっている人の話を聞こうと思ったんです。宮本さんが選手を注意するところを見て、自分で吸収していった感じです」。

 多くの選手と接することで培った知識を基に、これをアップデートさせながら子どもと向き合う。そうした土壌から有力選手も巣立っている。今春の選抜大会に出場した東北高校のハッブス大起投手も上尾ベースボールアカデミーで学んだ一人だ。

 子どもたちには様々な遊び、スポーツに取り組むことを奨励する。「色々な動きができるようになることが、野球が上手くなる近道。野球はいかにうまく自分の体を操れるかなので。遊びなどを通じて養ってほしいですね」。子どもたちに真摯に向き合い、指導を続けている。

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