球速アップに必須な“股関節の押し込み” 並進運動が速くなる「ドロップ&ジャンプ」

更新日:2026.10.07

文:First-Pitch編集部

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投球専門スクールコーチが教えるジャンプドリル

 投手の誰もが憧れる球速アップ。しかし、上半身の力に頼っていては限界がある。効率的に球速を上げるにはどうすればいいのか。医療国家資格者のみが指導を行う投球専門スクール「Pitching Performance Academy」代表の伊藤聡希さんは、速く安定した体重移動につながるジャンプドリルを推奨している。

 投球動作において、体重移動(並進運動)で瞬間的に強く力を発揮することが球速アップの鍵となる。「ゆっくり体重移動するより、速く加速していく必要があります」と伊藤さん。そのために必要なのが、軸足からステップ足への移動の際、股関節周りを使い、しっかりと地面を押し込んで瞬発力を生み出す動きだ。

 まずは上方向へのジャンプを行う。両足を肩幅程度に開き、かかとを少し上げて背伸びをするように両腕を上げてバンザイの姿勢をとる。そこから一気に両腕を下ろすと同時に、股関節を曲げてお尻を突き出す「ヒンジ」の姿勢をとり(ドロップ)、その反動を生かしてジャンプする。着地時もスクワットのポジションをキープするのが一連の動きとなる。

 実際の体重移動は横方向となるため、応用編として横へのジャンプも行う。右投げであれば、軸足となる右足一本で立ち、左足は浮かせておく。バンザイの姿勢から一気にドロップし、左方向へジャンプする。最後は左足一本で着地し、片足スクワットの姿勢をキープ。左へ跳ぶ際、お尻を使って地面を押し込めているかがポイントだ。

 注意点はドロップした瞬間の姿勢にある。「背中が丸まって膝が出てしまったりすると、全然ジャンプできません」と伊藤さんは指摘する。お尻を後ろに引いて股関節を折り畳むヒンジの形を作り、瞬間的にジャンプすることが重要だ。下半身を正しく使う感覚が身に付けば、自ずと球速は上がっていくはずだ。

読んで理解したら、次は動画で習得する

 球速アップには、正しいフォームの理解だけでなく、実際の動きで反復して体に落とし込むことが不可欠です。記事で紹介したような練習法や考え方を、映像で確認しながら習得したい方は、First Pitchと連動している野球育成動画サービス「TURNING POINT」(ターニングポイント)をご活用ください。

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