
腕は「振るのではなく振られる」…中学日本一トレーナーが推奨する“体幹ブレーキ”
球速アップに必要なのは腕を振ることだけではない。日本一にも輝いた兵庫県の中学硬式野球「関メディベースボール学院」でトレーナーを務める藤田真悟さんは、多くの選手や指導者が見落としがちな重要なポイントを指摘。「腕をより走らせるには加速だけではなく、ブレーキをかけられるかも大切になります」と語る。【記事下の動画を参照】
ピッチングではただ腕を振るだけでは球速は上がらない。体幹でブレーキをかけることで、エネルギーが腕に伝わり、自然と腕のしなりが生まれる。藤田さんが推奨するドリルは、家庭でも簡単に取り組める。
投球動作の踏み込んだ形をまず作る。右投手ならこの段階では右に重心がある感覚が正解だ。次は骨盤が正面を向くまで股関節を内旋させていく。ポイントはこの動作を可能な限り早く行うこと。ボールを持っていれば、より効果を実感できるだろう。
ポイントは骨盤を内旋させる時に惰性で回り過ぎたり、前傾したりしないこと。「しっかり止めるという感覚を持ってほしい」と藤田さんは指摘する。この動きを繰り返すことで、体幹での止める感覚を身に付けられる。最初は違和感を覚えるかもしれないが、継続することで自然な動きになっていくはずだ。
前提として腕を振ることは大切だが「その腕は振るものではなくて振られるもの。どうすれば腕がしっかりと振ってもらえるのか。そこを考えていくと、ブレーキをかけることは必要になるのではないでしょうか」。この言葉は、ピッチングの本質を突いている。腕の振りを改善したいなら、まずはこのドリルから始めたい。
【実際の動画】球速を上げたい球児、指導者は必見! 腕が自然と振られる「体幹ブレーキ」
【動画】
— First-Pitch -少年野球育成悩み解決サイト- (@FirstPitchC2) November 14, 2025
腕は「振るものではなく、振られるもの」💪
球速アップを目指すには大切な感覚です⚾️
その感覚を生むのが「体幹でブレーキをかける」動作
藤田真悟トレーナーが練習法を解説してくれました📢
参考になった方はいいね or リポストを❗️
動画提供:@tpbaseball_c2 pic.twitter.com/i0H9IwoMbm
中学野球の名指導者も参加…無料登録で指導・育成動画250本以上が見放題
関メディベースボール学院の藤田真悟さんも参加する野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」(ターニングポイント)では、無料登録だけでも250本以上の指導・育成動画が見放題。First-Pitchと連動し、小・中学生の育成年代を熟知する指導者や、元プロ野球選手、トップ選手を育成した指導者が、最先端の理論などをもとにした、合理的かつ確実に上達する独自の練習法・考え方を紹介しています。
■専門家70人以上が参戦「TURNING POINT」とは?
■TURNING POINTへの無料登録はこちら




