令和の剛球投手の共通点は“突っ張り” 球速アップを可能にする「片膝伸展スロー」

「Be an Elite.」の松本憲明代表が紹介…球速をアップさせる「伸展動作」
地面反力を使うことで最大限の出力を生み出す。投手の球速は年々上がり、150キロ台が当たり前の時代になった。プロ野球、メジャーリーグなどで多くの速球投手が取り入れているのが、ステップ足の膝を伸ばす「伸展動作」。米国式野球アカデミー「Be an Elite.」代表の松本憲明氏が、ステップ足の使い方を身につけるドリルを紹介している。【記事下の動画を参照】
近年の野球界では、投手の球速アップが目覚ましい。その要因の1つが「伸展動作」と言われている。かつてはステップ幅を広く取り、膝を屈曲させた投球フォームが理想とされていた。だが、近年はリリースの際に体を「くの字」にする“やり投げ”のようなフォームで球速を上げる投手が増えてきた。
そこで、松本氏は膝の伸展動作を覚えるドリルとして「片膝伸展スロー」を推奨している。片膝立ちの体勢(右投手なら右膝を地面に付ける)でトップを作り、右足で蹴りながら一気に前足を伸ばしてリリースする。ポイントは前足を伸展させる際、後ろに押し込むイメージを持つことだという。
「近年は高い重心で投げ、膝が突っ張り棒のように使う投手が増えています。もちろん筋力も必要ですが、それ以上にタイミングを合わせた技術的要素も必要になる。ただ、膝だけ伸ばして投げるのではなく、タイミングがバチっと合わないと上半身は加速していきません」
松本氏は現役時代に独立リーグの徳島インディゴソックスを経て、米国でプレーし最速151キロをマークした。指導者になった現在は米国で学んだ知識や技術を活かし、将来の野球界を担う子どもたちをサポートしている。
【実際の動画】球速アップに繋がるステップ足の使い方 上半身を加速させる「片膝伸展スロー」
【動画】
— First-Pitch -野球育成悩み解決サイト-【by Full-Count】 (@FirstPitchC2) June 2, 2025
令和の剛球投手になるカギは“膝の突っ張り”🦵
近年、球速アップの重要動作として注目なのがステップ足の“膝の伸展”
動作のタイミングをしっかり合わせることで上半身の動きも加速します💪
「Be an Elite.」の松本憲明コーチがドリルを紹介します💡
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