
【オフおすすめトレ⑪】中日・小笠原指導コーチ推奨…上肢の球速向上ドリルを紹介
投球向上に必要なのは腕を振るだけでなく、体全体を自在に操れる必要がある。冬場のオフシーズンにフィジカルやスキルを上げ、レギュラー獲りを目指す球児たちに一流の指導者、トレーナーがお勧めするトレーニングを紹介。中日・小笠原慎之介投手を指導した経験を持つトレーナー・長坂秀樹さんが推奨するのは、体のしなり、反動を向上させる球速向上ドリルだ(下に動画あり)。
ピッチングに必要な肩甲骨や胸郭の可動域の広さは、自然に身に付くものではなく、それを目的とした柔軟性を高めるトレーニングを取り入れることも必要だ。神奈川県藤沢市で野球塾「Perfect Pitch and Swing」を運営する長坂氏は、“お笑い芸人のギャグ”からヒントを得たという、自宅でも可能な2つのドリルを推奨する。
1つ目が、自分の体を思い通りに操り、持っている力を最大限にボールに伝える「ダイナミックK」。投球でトップに入る時の動きに反動をつけ、肩甲骨を寄せて胸を開く動作を繰り返す。「胸を張る」動きが身に付くことで、投球の際に腕が大きく回って遠心力がつき、球速アップが期待できるという。

もう1つが、背骨を動かす感覚をつかむ「サンシャイン」。膝立ちの体勢から頭を後ろに傾けていき、首に近い方からお尻にかけて、背骨を順番に“たたんでいく”イメージで体を反っていく。へそを天井に向け、できるだけ頭を地面に近い位置まで倒し、今度は逆の動きで体を起こしていく。
現代の子どもたちはパソコンやスマホを使う時間が長く、背中が丸まり猫背になりがちだという。体を弓のように扱い、腕だけでなく体幹、胸郭を使えれば更なる投球向上は可能。自宅にいる時間が長くなるオフシーズンこそ、意識してトレーニングを続けてほしい。
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