
東京農業大・勝亦陽一教授が推奨するフライ捕球を楽しく上達する方法
野球を始めた子どもたちや、指導者の悩みの1つにフライ捕球がある。ボールへの恐怖心、距離感がつかめない……。キャッチボールにも繋がる基本動作を改善する方法は? 少年野球からプロ野球まで幅広くサポートする東京農業大・勝亦陽一教授は、様々な動きを加えた「捕球ドリル」を推奨している。【記事下に動画あり】
内外野のフライは、捕球するだけでアウトを取ることが可能だが、逸らしてしまえば一気にピンチは拡大する。大人にとっては一見、簡単そうに見えるが、野球初心者の子どもたちは、落ちてくるボールに対応する“恐怖心”に打ち勝たなければいけない。基礎的な動きや打球を予測する“コツ”を覚えないと、上達しないという。
そこで、勝亦教授は「単なるフライキャッチだけでなく、色々な動きをしながら捕球する」ことを推奨している。まずは地面に目印をつけ、そこからボールを真上に投げて顔の前で片手キャッチを行う。次はおへその前でキャッチ、そして地面ギリギリでキャッチ、と段階を踏んでいく。

ポイントは、柔らかいボールを使うこと。片手捕球ができない子は両手でもOKだ。顔や体に当たっても痛くなく、成功体験も生まれやすい。前述の3パターンができれば、応用編としてジャンプをしてキャッチ、半回転しながらキャッチ、などと動きをつけていく。
フライ練習では「ボールから逃げない」「正面で捕ろう」などの声をかける指導者もいる。だが、初心者にはそれが難しい。恐怖心がなくなる状況を作れれば、精神的なゆとりが生まれ、自然と捕球練習も楽しくなってくるはずだ。
【実際の動画】フライを怖がる子どもに最適! 地面ギリギリ、ジャンプ…様々な動きを加えた“捕球ドリル”
【動画】
— First-Pitch -野球育成悩み解決サイト-【by Full-Count】 (@FirstPitchC2) March 20, 2025
野球初心者が苦手にする「フライ捕球」を得意にする方法は❓
まずは上げたボールを体近くのいろいろな場所で捕ってみましょう⚾️
恐怖心が芽生えないように柔らかい球を使うのがポイント☝️
子ども指導に定評のある勝亦陽一教授の解説です📢
動画提供:@tpbaseball_c2 pic.twitter.com/mSjxEnxQta
勝亦陽一さんも参加…無料登録で指導・育成動画250本以上が見放題
勝亦陽一さんも参加する野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」(ターニングポイント)では、無料登録だけでも250本以上の指導・育成動画が見放題。First-Pitchと連動し、元プロ野球選手やトップ選手を育成した指導者、少年野球の現場を熟知する指導者が、最先端の理論などをもとにした確実に上達する独自の練習法・考え方を紹介しています。
■専門家70人以上が参戦「TURNING POINT」とは?
■TURNING POINTへの無料登録はこちら