捕球直前まで正面を向き、体を半回転させて捕るメニューも
さらに、難易度を上げたメニューも。捕球直前まで正面を向き、グラブを出す瞬間に体を半回転させてゴロを捕る。最初はグラブにかすりもしなかった選手もいたが、グラブを出す位置や体を回転させるタイミングを調整し、短い時間で上達していた。
他にも、1人が転がしたゴロを、もう1人の選手がダッシュして捕球し、グラブトスで相手に返す練習も取り入れた。ゴロ捕球では、その場に止まって打球を待つケースが多いため、全力で前に出て捕る感覚を養う狙いがあるという。
勝亦さんは「送球を意識すると捕球の動きにミスが出やすくなります。守備に必要な動きを切り分けて、選手が飽きずに楽しくできるメニューを心掛けています」と話す。
体の動きを制限したり、ルールを決めたりする練習はゲーム性があり、選手は積極的に取り組む。不自由な条件で捕球できるようになれば、試合のゴロを簡単に感じられるはずだ。




