「全打席HRを狙う」燕Jr.不動の大砲 怪我のリスク回避…将来を見据えた“備え”

公開日:2023.12.26

更新日:2023.12.27

文:宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki

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4度目V目指す燕Jr.の主砲・河井隆貴選手…3チームで最終選考に残る長打力

 26日から28日に神宮球場と横浜スタジアムで開催される「NPB12球団ジュニアトーナメントKONAMI CUP 2023」。4度目の優勝を狙う東京ヤクルトスワローズジュニアで“不動の4番・サード”に座るのが、小学6年にして172.5センチ、68キロの体格を誇る大砲・河井隆貴選手だ。

 打席でも、三塁守備の時にも、黒縁のメガネをかける河井くんだが、実は、度は入っていない。「4年生の時、バッティングセンターで打球が目に当たったことがあって、同じことを繰り返すと失明する危険もあると言われて、それからメガネをかけてプレーしています」と説明する。言わば、目を保護するための“伊逹メガネ”である。

 普段は東京都江東区の軟式野球チーム「東砂モンキーズ」で、投手兼三塁手の大黒柱。抜群のスイングスピードを計測する大器は、NPB12球団ジュニアチームのうち計3チームの選手選考会に参加し、全て最終選考に残ったが、最初に合格が決まったスワローズジュニアに入団した。

 気持ちが優しいところが、試合で裏目に出ることもある。度会博文監督は「肩がいいですし、三塁守備も上手いのですが、たまにエラーをすると、途端にしょぼくれてしまうところがあります」と指摘。「本人には『エラーをしてしまったら、頑張って練習すればいい話だし、タイムリーを打って取り返せばいいじゃないか』と声をかけています」と明かす。

心に残る三輪コーチの助言「ミスしてもいい、強い気持ちを持て」

 河井くん自身、「三輪(正義)コーチからも『ミスをしてもいい。強い気持ちを持って、思い切ってやれ』と言われていて、心に残っています」とメンタルコントロールを課題に挙げる。技術的には「ゴロを体の近くで捕ってしまうことが多いのが課題です」と謙虚に受け止めている。

 選考会を勝ち抜いて集結したチームメートは、やはりレベルが高い。「全然違います。技術も体力も精神も、周りを見習って強化できるので、自分のためになっています」と語る。一方で、「(11月25日に)スワローズのファン感謝デーに参加した後、みんなで食事をして、1人1人抱負を言った時の雰囲気がすごく良くて楽しかったです」と居心地がよさそうだ。

「全打席ホームランを狙ってフルスイング。サードの守備でもファインプレーをして、チームに貢献したいです」とボルテージを上げた河井くん。持ち前の長打力を武器に、大いなる自信をつかんでほしい。

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