高校球児の参戦で“手打ち野球”が進化!? 男女混合で日本選手権…2024年2月に初開催
2024年2月4日、横浜武道館でBaseball5の第1回日本選手権が行われる
男女混合の5人制で実施する手打ち野球「Baseball5(ベースボール・ファイブ)」の日本選手権(仮称)が来年2月4日に初めて開催されることが決まった。競技普及が最大の目的で、注目されるのは高校球児も大会参加届を当該の都道府県高野連に提出すれば出場可能ということ。大会を主催する全日本野球協会の山中正竹会長も1日の会見で「大変ありがたいご判断をいただいた」と感謝した。
「Baseball5」は世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が野球・ソフトボール普及の糸口にと考案したアーバンスポーツだ。使用するのはゴムボールのみでグラブもバットも使わない。男女混合の5人で構成され、5イニング制で実施される。
日本代表チームは昨年、初めて開かれたアジア杯とワールドカップ(W杯)でいずれも準優勝。世界ランクはキューバ、台湾、フランスに続いて4位だ。とはいえ国内で普及は進んでおらず、同協会も競技人口を把握できていないという。
そこで、競技普及を最大の目的に実施するのが日本選手権。今月2日から9月24日までを大会プレエントリー期間として参加チームを募る。カテゴリーは「オープンの部(2024年12月31日時点で15歳以上)」と「ユースの部(2024年12月31日時点で15〜18歳)」の2つに分け、11〜12月に予選を実施。各カテゴリー8チームによる日本選手権を来年2月4日に横浜武道館で開催する。選手・監督・コーチの国籍は問わない。