足の速さを妨げる「硬い下半身」 “大きく10回”で改善…「股関節がグッと開く」ドリル

更新日:2026.10.16

文:First-Pitch編集部

XFacebookLineHatena

走りの土台を作るランニングトレーナー・村田和哉氏の股関節アプローチ

 子どもが一生懸命に走っているのにスピードに乗れない、あるいは足の回転が空回りしているように見える。そんな悩みを抱える保護者や指導者は少なくない。走り方のフォームや筋力不足を疑う前に、根本的な原因として下半身の柔軟性を見直したい。福井商で甲子園に2度出場し、大学で100メートル10秒29をマーク。現在はランニングトレーナーとして育成年代の指導に携わる村田和哉さんは、股関節周りの機能を高める「膝回しドリル」を紹介する。

 足の速さを追い求める前に必要なのが、股関節の可動域だという。股関節が硬く、可動域が狭い状態のままでは、いくら正しいフォームを教わろうとしても体の動きが制限されてしまう。本来持っている力が十分に発揮できず、走りのパフォーマンス向上にはつながらないのだ。

 そこで村田さんが走力の土台作りとして取り入れているのが、股関節の動きをしっかりと引き出すための「膝回し」というアプローチだ。まず右足から片膝立ちの姿勢になり、立てた右膝の内側から右手を通して、右足の外側の真横に着く。左手は普通に地面につけて体を支える。もう片方の左足は後ろに伸ばしておく。そこから、立てた右膝を、円を描くように動かしていく。内回し10回、外回し10回。それが終わったら左膝立ちでも同様に行う。

 ただ単に膝を動かせばいいわけではない。村田さんは「なるべく大きな丸を描くように動かしてください。そうすると、股関節がグッと開いて、大きな股関節の動き、可動域を作ることができます」と意図を説明する。股関節が硬い子の場合は最初から無理をする必要はないが、徐々に大きな丸を描くようなイメージで動かし、可動域を広げていく感覚をつかむことが重要になる。

 特別な道具は必要なく、自宅のわずかなスペースでも取り組むことができる。走力向上に悩む子どもたちにとって、自身の体の状態を知り、股関節の可動域を広げていく地道なアプローチが、グラウンドでの力強い走りへとつながっていくはずだ。

読んで理解したら、次は練習で試す

 理論を知るだけでなく、実際に動作を確かめながら体に落とし込むことが大切です。記事のような様々な練習法を家庭やチームの練習に生かしたい方は、First Pitchと連動する野球育成サービス「TURNING POINT」(ターニングポイント)をご活用ください。動画では、投げ方・打ち方から食事や声かけまで、専門家の解説を何度でも見返せます。

 さらに、イベントでは専門家の解説をリアルタイムで聞け、会員限定コミュニティでは保護者・指導者・講師がつながって悩みや解決策を共有できます。毎週水曜には、野球の経験がその後の人生にどう生きたかをFirst Pitch編集部が取材した、TURNING POINTでしか読めない連載も届きます。

 今なら10月限定のリニューアル記念キャンペーンで、初月無料で始められます。この機会に、次の練習から試してみてください。

期間限定の初月無料キャンペーンを詳しく見る
✓ 10月31日までの限定キャンペーン ✓ 動画で学び、イベントで深め、仲間と相談できる

 辻正人さん(多賀少年野球クラブ監督・全国大会3度優勝)、菊池タクトさん(野球スキルコーチ)、高島誠さん(元オリックス・MLBトレーナー)、渡邊元美さん(元横浜高校野球部寮母・管理栄養士)をはじめ、元プロ野球選手など70人以上の指導者・専門家が出演しています。

■TURNING POINTの特徴を詳しく見る

トレンドワード