球速がなかなか上がらない…盲点は「背筋と腰」 小学生の“苦手”を武器にする柔軟ドリル

文:First-Pitch編集部

XFacebookLineHatena

森友哉選手の専属トレーナー・久米健夫氏が推奨…“ブリッジのしなり”を作る3ドリル

 球速アップの秘訣は背筋と腰周りの柔軟性にあり――。多くの野球少年が悩む球速の伸び悩み。その原因の1つは、背筋、腰周りの柔軟性不足にあるかもしれない。オリックス・森友哉選手の専属トレーナーで野球塾「夢道場」代表の久米健夫さんは、「背筋のしなりを使えるようになると、投球で言えば球速アップにつながります」と指摘する。【記事下の動画を参照】

 野球練習でよく行われるブリッジは、単に胸郭の動きを改善するだけではない。背筋のしなりを引き出し、投球パワーを高める効果がある。正しいフォームは「体を持ち上げた時に腰がしっかり入って、肘が伸びて、綺麗なアーチを作れたら合格」だ。しかし多くの子どもたちは、背筋や腰周りの柔軟性が足りず、美しいアーチを描けていない。

 そこで久米さんが提案するのが、ブリッジを美しく行うための3つのドリルだ。1つ目は「前屈・後屈」。肩幅に足を開いて立ち、前後に体を倒す動作を繰り返す。後屈時に「お尻をキュッと締める」ことがポイントだ。2つ目は「うつ伏せ膝回し」。うつ伏せになり、両膝を閉じたまま足を回す。「腰から動かす」ことを意識して行うと効果的だ。

 3つ目は「スコーピオン」というドリル。うつ伏せで両手を横に開き、サソリのように腰から捻って、右足を体の左側にタッチ、次は左足を体の右側にタッチする動作を繰り返す。これら3種目を数セット行うことで、背筋や腰周りの柔軟性が向上する。すべての動きで「呼吸を吐きながら力を抜く」ことが上達のコツだ。

「胸郭の柔軟性や胸周りの動きは注目されてますが、背筋や腰周りがノーマークにされていることが多い」と久米さんは指摘する。これらの部位が柔軟になると、自然と胸も開くようになる。少年野球選手が苦手とする「体の連動」を身につけるための第一歩として始めてみよう。胸郭だけでなく、背筋と腰周りの柔軟性を高めることが、球速アップへの近道となる。

【実際の動画】球速アップの鍵は“背筋&腰周り”の柔軟性 ブリッジが綺麗にできる3種目ドリル

日本一の監督も推薦、継続率93.9%!
少年野球に特化した育成動画配信サイト

久米健夫さんも参加…無料登録で指導・育成動画250本以上が見放題

 一流プロのトレーニングを支える久米健夫さんも参加する野球育成技術向上プログラム「TURNING POINT」(ターニングポイント)では、無料登録だけでも250本以上の指導・育成動画が見放題。First-Pitchと連動し、元プロ野球選手やトップ選手を育成した指導者、少年野球の現場を熟知する指導者が、最先端の理論などをもとにした確実に上達する独自の練習法・考え方を紹介しています。

■専門家70人以上が参戦「TURNING POINT」とは?

■TURNING POINTへの無料登録はこちら

https://id.creative2.co.jp/entry

トレンドワード