
秋山翔吾野球教室で講師、數田彩乃内野手は「グラブの正面を向けて」
普段の走りの癖が、守備動作での不必要な動きに繋がるという。広島・秋山翔吾外野手主催の野球教室が2025年12月20日、神奈川・横須賀スタジアムで開催され、女子野球選手で侍ジャパンBaseball5代表として世界大会優勝経験を持つ數田(かずた)彩乃内野手(茨城ゴールデンゴールズ)が守備の講師を担当した。集まった市内の野球・ソフトボールチームの小学6年生73人に、ゴロ捕球・送球のコーチングをしながら「ボールにグラブの正面を向けて」と繰り返し伝えた。
高知県出身の數田は、神村学園、尚美学園大と女子野球の強豪校で腕を磨き、大学4年間で4度の日本一を達成。大学卒業を機に一度はユニホームを脱いだが、2020年に埼玉西武ライオンズレディースで現役復帰。2024年から茨城ゴールデンゴールズでプレーするとともに、未就学児から大人まで幅広い年齢層を対象とした個別指導も行っている。
豊富な指導経験から、特に少年・少女は捕球時に「必要のない動き」が多い傾向にあると感じるという。例えば、普段から走るときに拳を握ったり、腕を大きく振ったりするクセがある子は、それが野球の動きにも現れる。そのため、グラブの捕球面を開いたり、ボールに対してグラブを差し出したりする動作がギリギリになってしまうという。
そこで數田が提案するのが、はじめから打球に対してグラブの「捕球面を向けておくこと」。「グラブを必要以上に動かさなくてよくなるし、捕球がしやすくなり、エラーが起きにくくなります。フライもキャッチボールも同じです」と解説した。
捕球は「グラブの正面」、送球時は「足の内側」を意識する

捕球後は走者をアウトにするために、できるだけ早く送球動作に移りたい。そのために「ボールが捕れたら軸足の内側(土踏まず)を投げる方へ向けて」とレクチャー。「右利きは右足、左利きは左足の内側をしっかりと投げる方へ向けることで、送球方向へ真っすぐ向くことができます」と説いた。
それによって、ステップ足も投げる方向へ踏み出しやすくなり、「前方向に勢いがつきますし、腕だけでなく体全体を使って投げられる」ようになる。実際にやってみると足がもつれる子もいたが、難しい場合は、まずボールを使わず「歩きながらステップを踏む」メニューから、段階的に覚えていくことが効果的だという。
「応用として足を引きながら投げることもありますが、体が開いて、強いボールを投げるのは難しい。基本は前にステップすること。子どもたちには、軸足の内側を意識して出すように指導しています」
軟式野球、硬式野球、Basaball5など多様なダイアモンドスポーツに挑戦してきた數田。「いろんな指導者さんが、いろんなこだわりの野球をしていると思いますが、子どもたちは、それぞれタイプが違う。その子に合うかどうかを試してみる。素直な気持ちも大事です」。そう語り、参加者に多くいた女子球児たちの成長にも期待を寄せていた。
【実際の動画】ゴロ捕球のポイントは「脱力」 數田選手実演…グラブと重心が“動かない”守備動作
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