
引っ張りがうまい打者は「テークバックが小さく、最短でバットが出る」
打撃において、内角球の対応に苦手意識を持つ選手は少なくない。しかし、ポイントを押さえた練習次第でこの課題は解消できる。巨人や第2回WBC日本代表でチーフスコアラーを務めた三井康浩さんは、内角の対応力を磨くため、捕手側の肘の使い方や体の回転を重視したティー打撃を推奨している。【記事下の動画を参照】
内角に強い打者の特徴として「テークバックが小さくて、最短でバットがボールに出る」と三井さんは分析。無駄な動きを排除した体全体を使うスイングをすることで、内角の対応だけでなく、引っ張りの技術向上にも効果が生まれてくるという。
内角を苦手とする選手へのアドバイスとしては、構えた際の後ろ側の肘(右打者なら右肘)を体に引きつけながら体全体を一気に回転させるイメージが重要だと語る。
この技術を習得するには、ティー打撃が効果的。打者は通常の構えから後ろ側の足(右打者なら右足)を2~3足分後方に引いて構える。角度で言えば30~45度といったところだ。その状態から、構えた前方(右打者なら体の左側)付近にボールを投げてもらう。
そのボールに対して、後ろの肘を体に巻きつけるようなイメージを持ったまま体を回転させてスイングする。このスイングでバットの芯の近くで打てるようにするには「“肘を入れて”体の回転で捉えることが重要」だという。これを繰り返すことで、内角や引っ張りを苦手と感じる選手であっても、体の正しい使い方を覚えられるという。
相手投手の内角攻めや引っ張りに悩む選手は、この練習を活用して打撃の引き出しを探ってほしい。適切な準備と反復練習があれば、自信が少しずつ育まれるはずだ。
【実際の動画】内角が苦手な選手に足りないのは「体の回転」 反復練習で磨くバットの“捌き方”
【動画】
— First-Pitch -少年野球育成悩み解決サイト- (@FirstPitchC2) November 18, 2025
巨人でチーフスコアラーを務めた三井康浩さんが
内角&引っ張りのスイング習得法を伝授⚾
ポイントは“後ろ肘の使い方”と“体を一気に回す”こと☝️
正しいスイングを身につけ「内角打ちの達人」を目指しましょう👍
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動画提供:@tpbaseball_c2 pic.twitter.com/Kotepzdmda
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