強制不要も見逃せないスイングのNG動作 大人の「こうあるべき」が“個性”を潰す可能性

バットを持って構えた姿が「その子にとって振りやすいフォーム」
野球を始めたばかりの子どもがバットを持った時、どのように構えるのか。プレー経験のある指導者や保護者であれば、すぐに“正しい形”を教えたくなるだろう。巨人や第2回WBCで日本代表のチーフスコアラーを務めた三井康浩氏は、打撃フォームについて「その子に合った振り方を尊重するのが上達の早道」と語る。子どもの「個」を受け入れ尊重する考え方と、早い段階で修正すべき注意点について解説している。【記事下の動画を参照】
打撃フォームを教える際、最初から構え方を強制する必要はない。初めて子どもにバットを持たせると、バットを高く構える子もいれば、寝かして構える子、低いところに構える子など様々だ。三井氏は、どの構え方でも「全く構いません」と問題にしていない。
バッティングの基本動作について触れる際も、個性を尊重する姿勢が重要だと説明。「その子に合った振り方、体の動かし方を尊重してあげるのが上達の早道だと思います」と語る。
「個」を尊重する中で、注意すべき点も紹介している。バットを振り出す手の位置に関しては「構えている位置よりも(グリップが)低くなって出てくる。これだけは、注意してあげましょう」と指摘。スムーズにスイングするための、“始動”の際のNG動作は大人が確認して修正してあげることが重要だ。
指導するうえで重要なのは、否定するのではなく、子どもの成長に寄り添う姿勢だ。野球の楽しさを損なわないよう意識しつつ、必要な部分だけを適切に修正する。それこそが、子どもの才能を伸ばす最良のアプローチだろう。
【実際の動画】打撃フォームの矯正は不要も… 専門家が解説…見逃せないスイングのNG動作
【動画】
— First-Pitch -少年野球育成悩み解決サイト- (@FirstPitchC2) November 17, 2025
巨人でチーフスコアラーを務めた三井康浩さんが
初心者の子に打撃指導する際の注意点を紹介しています⚾
ポイントはただ一つ「強制しない」こと☝
その子の個性を理解しながら適切なアドバイスを行う姿勢が必要です👍
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動画提供:@tpbaseball_c2 pic.twitter.com/wH6Z7IYQZb
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