コロナ感染で欠場も「一緒に戦っている」 ポニー全国大会で選手を繋ぐ“ライブ配信”

更新日:2023.12.26

文:川村虎大 / Kodai Kawamura

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昨年6月創業の「株式会社HOUSOUBU」がライブ配信を担当した

 4つの画角で、右下にはプロ野球のようなスコアボードがリアルタイムで更新される。22日から行われているポニーリーグ、夏の全国大会「マルハンインビテーション大倉カップ 第48回全日本選手権大会」の江戸川区球場で行われている試合は、中学硬式野球とは思えない本格的なライブ配信が行われている。保護者や選手から感謝の声が上がった取り組みは、昨年創業したばかりの新参企業の努力があった。

「アマチュア野球は予算が少ないので、その中でいかにプロ野球のように近づけるかがテーマでした」

 日本ポニーベースボール協会のYouTubeアカウントでライブ配信されている今大会。開会式の視聴者は800人以上にのぼり、登録者数も3日間で500人以上増えた。コメント欄には、保護者だけでなくファンから「頑張って」といったエールも寄せられていた。担当しているのは昨年6月に創業した「株式会社HOUSOUBU」。代表取締役の帖佐順三さんは、かねてより子どもの夢を応援したいという思いを持っていた。

「高校野球やプロ野球では熱い戦いが展開されていますが、それは子どもたちも同じ。選手たちの一生の思い出を形にしたいと思い、昨年、那須(勇元)事務総長に提案したところ、『やってみようか』と快諾してくださいました」

 HOUSOUBUにとって、昨年の同大会が初めての案件。やってみると、「試合に観に行けなかったので良かった」といった言葉を保護者からもらった。「那須さんからも『今年もやろう』と言っていただいたので、もっとクオリティを上げられたらと思いました」。2回目となる今大会は準々決勝からリプレーや打球を追うカメラを導入することも決まっている。

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