
2026WBCに出場…侍ジャパン戦士たちを育てた継続力
プロの第一線で活躍する選手たちは、幼少期にどのような環境で過ごし、技術を磨いてきたのだろうか。才能を伸ばす鍵は特別な指導以上に、自ら考え練習に没頭できる環境や遊び心にある。共通して見えてくるのは「野球を楽しむ心」と「圧倒的な継続力」の両立。今回のWBCで奮闘した侍ジャパン戦士たちの原点を探り、成長のヒントを提示したい。
・指導者が細かく教えすぎると、子どもの探究心を奪ってしまうのではないか。
・今の時代、練習に「量」は本当に必要なのか、質だけで十分ではないか。
・強豪校を目指す際、軟式出身であることが不利に働くことはないか。
レッドソックスの吉田正尚外野手は、実家の駐車場に作られた簡易練習場でスイングを磨いた。父の正宏さんは野球に詳しくなかったが、息子の「打ちたい」という意志に応えてトスを上げ続け、「思い切り振りなさい」とだけ声をかけた。細かい指導を受けなかったことが、逆に自分自身で納得するまで振り抜く習慣と、深い探究心を生み出したと吉田は振り返っている。父の温かな見守りがあったからこそ、WBCで2アーチを描いた強烈なスイングの基礎が完成したと言える。
オリックスの宮城大弥投手は、小中高時代「今の時代に合うかは分かりませんが、投げ込みを大事にしていた」と振り返る。ただ闇雲に投げるのではなく、地面のボールに当てるなどの「遊び心」を交えた練習を重ねた。こうした工夫が、リリースポイント(ボールを離す位置)の把握や抜群の制球力に繋がっている。理想のイメージを具現化しようと試行錯誤しながら投げ込むことで、苦しい練習も楽しみへと変えてきた。継続することでしか得られない「気づき」が、自らを助けるスキルになると説いている。
ソフトバンクの近藤健介外野手は、中学時代は軟式野球部に所属し、一般受験で強豪の横浜高校へ入学した。父の義男さんは、硬式未経験での挑戦を危惧していたが、近藤は入学後すぐにレギュラーを奪取する。その背景には、周囲が驚くほどの圧倒的な練習量と準備があったという。納得いくまで壁当てを続けるような、野球を心から楽しむ姿勢が、努力を苦と感じさせなかった。軟式出身であっても、自分で決めた目標に対して徹底的に準備を重ねれば、強豪校の厚い壁を突破し、一流になれることを証明している。
プロを模範とする際に学ぶべきは、技術そのものだけでなく、練習に対する向き合い方や自律的な姿勢だ。周囲の大人は自主性を尊重し、過干渉を避け、子どもが夢中になれる環境を整えることが、将来の大きな飛躍を支える土台となるはずだ。
・指導は最小限に留め、本人が納得するまで練習できる環境を提供し、探究心を尊重する。
・遊び心を取り入れた練習を継続し、量も重視しつつ感覚を掴むプロセスを大切にする。
・軟式か硬式かという形式より、決めた目標に向けた徹底的な準備と楽しむ心を優先する。
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