
滋賀・多賀少年野球クラブの辻正人監督がオンラインイベントで助言
少年野球で賛否が分かれるチーム方針の1つに、子どもの保護者による指導がある。全国大会の常連で、チームを率いて今年で34年目となる滋賀・多賀少年野球クラブの辻正人監督も過去、保護者にコーチをお願いした時期があった。親指導者や外部指導者には、メリットとデメリットがあると指摘する。
多賀少年野球クラブの辻監督は、全国各地にいる少年野球の保護者や指導者から質問や悩み相談を受ける。先日講師を務めたオンラインイベントでは、保護者がコーチを務める「親指導者」やチームに関わりのない人にコーチを依頼する「外部指導者」に関する質問があった。
現在、多賀少年野球クラブには親指導者はいない。ただ、過去には保護者にコーチを依頼していた時期があったという。辻監督は「今は親指導者がゼロになったことが34年間の答え」と回答した。
辻監督は親指導者には「たくさんメリットがあります」と話す。「責任を持って自分のお子さんがいる学年を指導してくれます。メンバーが不足しないように、同じ学年の選手を一生懸命集めてくれるので、親指導者がいる学年は人数が多くなるケースもあります」。
デメリットには「継続性」を挙げた。自分の子どもの学年には熱が入る一方、チームの存続や未来への責任意識が低くなる傾向がある。子どもが卒団すると同時に親指導者もチームを離れるため、指導の継続性が薄れてしまう。
外部指導者にもメリットとデメリット
チームによっては、保護者ではなく、外部指導者にコーチを依頼するところもある。辻監督は、外部指導者にもメリットとデメリットがあると考えている。
「外部指導者は、元々はチームとのつながりがないので、選手を平等に見られる良さがあります。一方で、人と人を通じてメンバーを集めるのが難しく、SNSなどに頼らざるを得ない部分があると思います」
多賀少年野球クラブでは怒声罵声を禁止し、工夫を凝らして子どもたちが「勝手に上手くなる仕組み」をつくった結果、口コミを中心にメンバーが増えている。現在は園児から小学6年生まで100人を超える。辻監督の方針を理解したコーチ陣がチームを支え、保護者が子どもたちを指導することはない。
チームによって事情が異なるため、多賀少年野球クラブの方法が全てのチームに当てはまるわけではない。それを理解した上で、辻監督はオンラインイベントに参加した保護者や指導者に自身の経験や考えを伝えていた。
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