頭でっかちの選手に効果的な練習は“1000本ノック”
倉野さんは、試合でも練習通りに力を発揮できる選手やピンチに強い選手は、思い通りにできない環境を受け入れてベストな方法を探すと指摘する。そして、日頃から自由が利かない想定で練習することが大切と話す。
例えば、今では時代遅れと言われることも多い“1000本ノック”は有効な練習になるという。合理性に欠くような練習は選手のペースを乱す。それでも、がむしゃらに体を動かしていると、苦しい状況でベストを尽くす心構えや考え方が身に付く。
「1000本ノックは技術を身に付ける練習にはなりませんが、意図を明確にすれば効果があります。今の時代は情報が多く、頭でっかちになりがちな選手がいます。そういう選手は、ペースが乱れないように無意識に計算してしまいます。ただ、試合では理想通りに進められることはほとんどありません」
試合になると力を発揮できない、ピンチに弱いと悩む選手は少なくないだろう。試合ではペースが乱れることを前提に考え、練習の意識やメニューを工夫すると解決の糸口が見つかる。




