打撃練習後の「球拾い」で技術向上? 空間認識能力&バット扱いを高める“地面打ち”

更新日:2026.01.26

文:橋本健吾 / Kengo Hashimoto

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NPB1526安打の坂口智隆氏が氏が子どもたちに推奨…打撃上達に繋がる“遊び”

 打撃練習が終わった後の「ボール拾い」。多くの選手にとっては単なる“片付け”の時間かもしれない。しかし、近鉄、オリックス、ヤクルトでプレーし、通算1526安打を放った坂口智隆氏は、この時間さえも技術向上につながると強調する。地面にあるボールをバットで転がすとという「遊び」のようなドリルを推奨した。【記事下の動画を参照】

 野球がうまくなるには「遊び心」も必要だ。坂口氏は1月17日に大分・竹田市で行われた「野球・ソフトボールクリニック」に講師として参加。小学生から大学生まで幅広い年代の選手を指導するなかで「いったん、遊びをやってみよう。手で集めるんじゃなくて、バットを使って集めて」と提案した。打撃練習後のボール集めで、バットを用いて地面のボールをコツコツと打ち始めた。

 坂口氏が提案したのは「ボール転がし」。投手側の手(右打者なら左手)でバットを握り、地面に転がっているボールを打って狙った場所へ転がすだけだが、実際にやってみると意外に難しい。「バットを出した方向にボールが転がっていけば成功」。引っ掛けたりこすったりすれば、ボールは思った方向に転がらない。

 この「遊び」には、打撃に必要な要素が詰まっている。特に効果的なのが、バットのヘッドを返す感覚の習得だ。地面にあるボールを打つ場合、手首を柔らかく使い、ヘッドを走らせて「返す」動きが自然と求められる。

 普通にスイングするよりも、バットを地面に落とした方が簡単に返るという。この感覚が、実戦での理想的なリストターンに繋がっていく。加えて、「空間認識能力の向上」にも効果的だという。

 自分の手よりもはるか先にあるバットのヘッドを意図通りにコントロールして、ボールに当てる。飛んでくるボールを打つのが難しいのは、この「距離感」にズレが生じるからだ。「真っすぐ当てるにはコツ、慣れがいる」。止まっている地面のボールを正確に捉える練習は、長い道具の操り方を体で覚えるための最適なトレーニングとなる。

 坂口氏は「こういうのを球の扱いと言います。遊びでやってほしい」とアドバイスを送る。家の中でも、スポンジボールなどを使えば簡単にできる。まずはバットという道具と“友達”になること。遊びの中で感覚を掴むことが、打撃上達の近道となる。

【実際の動画】“球拾い”も工夫次第で効果的な練習に 坂口智隆氏が伝授…ヘッドの返しが身につく「地面打ち」

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