「どうやったらプロになれますか?」 親の疑問に答えた仁志敏久氏の言葉の重み

18歳でドラフト指名されるために「逆算して過ごす必要がある」

 高校時代に甲子園に出場したお笑いコンビ「TIM」のレッド吉田さんの生活は、小学5年生の三男・運(めぐる)くんを中心に動いている。プロ野球選手になるためのサポートをするためだ。連載「レッド吉田の“巡る”野球界」。第4回のテーマは元巨人で現在DeNAの2軍監督を務める仁志敏久氏に聞いた「どうやったらプロになれるのか?」。子どもにも聞かせたい“金言”を授かったという。

◇◇◇◇◇◇◇

【PR】球児&指導者に「成長のキッカケ」を届ける動画配信サービス「TURNING POINT(ターニングポイント)」 LINE友だち限定配信動画公開中

 昨年の夏頃、巨人と横浜でプレーした仁志敏久さんにお会いする機会がありました。その時に「息子が野球をやっているのですが、どうやったらプロ野球選手になれるんですか?」と尋ねました。仁志さんの答えは「なりたいと、なるは違うんです」。深いですよね。仁志さんは決して大きくない体でプロ野球の第一線で長い間活躍されたので、言葉に重みがありました。
 
 それまで、僕は息子にプロ野球選手になってほしいと思っていましたし、息子もプロ野球選手になりたいと思って練習していました。でも、プロ野球選手に「なる」という考えでやらないとダメなんですね。「なる」ために逆算して何をしなければいけないのか。「なりたい」と思うよりもイメージが具体的になります。政治家の息子さんは政治家に「なる」のが当たり前で、そういう頭で生活しているんだと思います。

 息子の目標は、はっきりしています。18歳でプロ野球選手になることです。今、小学5年生なので、あと7年を逆算して過ごす必要があります。高校3年生の秋にドラフト1位で指名されるには、それまでに何をしなければいけないのか。例えば、高校で50本ホームランを打つ。チャンスで打ってプロのスカウトの目に留まるようにする。それを実現させるためにはどんな練習をするのかを逆算していくと、おのずと今やるべきことが見えてきます。

【次ページ】重要なことは「耳にたこができるくらい繰り返し言っている」