いずれは中学生が参加も…「社会に出たときに接し方を学んでほしい」

 日本ポニーベースボール協会では、スポーツを通じで持続可能な社会を目指すSDGsを掲げている。これまでにも、使い古したグラブを選手が自ら修正してベトナムに寄贈したり、主催大会の一部で使用している木製バットを箸などに再利用したりしている。

 ポニーの那須勇元事務総長は、「“共生社会”が謳われる時代、障がいのあるなしにかかわらず、同じ太陽のもとで同じことをできるようにするのが大事だと思います」と意義を語る。たとえ障がいがあっても野球ができない理由にはならないと考えている。

 今回は平日開催のため中学生の参加はなかったが、今後は中学生がサポートメンバーとして一緒に加わることを考えている。「中学生なら、障がいに対する理解も少しずつ分かるようになる年ごろ。いずれ社会に出たときにどう接するべきかを学んでほしい」と那須さん。多様性の現代社会。誰もが輝ける場所をポニーリーグが作っていく。

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