「小学校で終わってほしくない」 未来の野球人を育てる“人間力”指導【新宿区・鶴巻ジャガーズ】

公開日:2025.11.12

文:First-Pitch編集部

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鈴木善雅監督「野球が楽しくてやりたくてしょうがない、そういう子を育てたい」

 東京・新宿区を拠点とする学童軟式野球チーム「鶴巻ジャガーズ」は、「挨拶、返事、全力疾走、感謝」をモットーに活動している。鈴木善雅監督の下、今夏は東京都の頂点を決めるジャビットカップの新宿区大会を制すなど、顕著な成績を収めている。

 活動は主に土日祝の午前中に新宿区の公園や、都の施設で行われている。鈴木監督は「(野球を)小学校で終わってほしくないという思いがあって、大きく育ってほしい」と話し、投手が内野や外野もこなすなど、特定のポジションに固定しない指導を実践している。

 チームのモットーは「挨拶、返事、全力疾走、感謝」。野球だけではなく、長い人生で必要な社会性を育むことにも重点を置く。鈴木監督も「人間形成じゃないですけど、野球人として大きくなってもらいたい」と願いをこめ、“人間力”を養う指導を日々行っている。

 選手集めは、地元の小学校へのビラ配りや体験教室に力を入れている。そのため、選手の入団は口コミやお友達繋がりが多いという。さらには、インスタグラムなどSNSも活用し、積極的にチームの取り組みを紹介している。

 卒団生の競技継続率は8割程度といい、多くの選手が中学でも野球に取り組んでいる。チームには「中学、高校、さらにその上」のカテゴリーを目指す選手が多く在籍しており、指導者が選手のやる気を引き出している様子がうかがえる。

 鈴木監督は「野球が楽しくてやりたくてしょうがない、そういう子を育てたい」と、人間的成長を促しながら、上のステージを目指せる野球人を育てる意気込みを明かす。鶴巻ジャガーズは、地元・新宿から未来へ繋がる野球の礎を築き続けていく。

鶴巻ジャガーズのインスタグラム
https://www.instagram.com/tsurumaki_jaguars/

【動画:Baseball Japan公式YouTube】

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