野球を「子どもたちがやりたいスポーツに」

 何より大切なのは、野球を嫌いにならないことだ。大引氏は、元西武の石毛宏典氏の言葉が頭に残っている。「子どもたちに『野球を選んでくれてありがとう』と。本当にその通りだと思います。野球を嫌いにならないように、やって良かったなと思ってほしい。これが全てではないでしょうか」と力説する。

 野球人口の減少が叫ばれる今、その原因は数世代前にあったのではないかと考えている。「我々くらいの世代が親になって、野球に嫌なイメージがあるのではないですかね。グラウンドで怒られるとか、怒鳴られるとか。そうなると子どもにやらせようとは思いませんよね」。大引氏は現在39歳。教えている子どもたちの保護者の気持ちがわかる。

「野球は楽しいんだよという原点に立ち返りたい」という。子ども自身が野球を好きで、うまくなりたいという向上心があれば自然と伸びていく。「子どもがやりたい、やらせたいスポーツにしないといけませんね」と、力を込めた。

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