貪欲に情報集める選手と広がる距離「指導者が学ぶしかない」

 今の選手はインターネットで、いつでも自由に情報を集められる。ピッチトンネル、ホップ成分、バレルスイングなど、日本では聞きなれない言葉が次々に米国から入ってくる。積極的に学ぶ姿勢がない指導者と、貪欲に知識や技術を吸収しようとする選手との距離はどんどん広がっていく。

「選手が興味を持っている理論や技術を指導者が知らなければ、選手が間違った方向に進んでいても軌道修正できません。指導者自身が学ぶしかないんです」

 倉野さんは自身の現役の頃と比べて、時代が大きく変化していると認識している。情報があふれている世界に生きる今の選手に「やれ」と言っても動かない。練習メニューやアドバイスの根拠を示し、選手の質問に答えられない指導者は信頼を得られないのだ。

 情報のアップデートや知識の吸収が必要なのは選手だけではない。「選手がいなければ指導者の役割はありません。選手時代の経験や感覚だけに頼った指導は選手に響きません。指導者が学ぶ姿勢は少年野球でもプロ野球でも必要だと思います」と倉野さん。指導者としての成功を収めても歩みを止めず、48歳となった今も挑戦を続けている。

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