夢は「華麗な守備選手」 苦手プレーを乗り越え…千葉「ASAI KIDS・UNITED」篠崎翔太くんが見つけた楽しさ

泣き虫だった自分を越えた、急造一塁手の覚悟
子どもたちの“がんばった瞬間”を記録して応援する新企画「成長のスコアブック―きのうよりちょっとうまくなった日―」。子どもの成長の比較対象は他人ではなく、昨日の自分です。First-Pitchでは、日々の小さな成長や努力にスポットを当て、その一歩を大切に記録し、応援していきます。今回は千葉県東金市の「ASAI KIDS☆UNITED」(アサイキッズ・ユナイテッド)で一塁手を務める篠崎翔太くん(3年)です。
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野口孝之介監督は、かつての翔太くんを「泣き虫で、感情が出てしまうタイプ」だったと振り返る。だが、年中組からチームに通い続けるうちに内面は大きく変化した。自信がつき、試合でも通用する“野球人”へと立派な成長を遂げた。
変化の背景には、新しいチャレンジがあった。憧れは俊足・強肩・強打の外野手である「ロッテの藤原恭大選手」と話すように、元々は「外野が好き」だったが、怪我をした一塁手の子をカバーするために、急遽ファーストへコンバートされることになったのだ。
日頃から積極的に周りとコミュニケーションをとるように、野球でも苦手なプレーに向き合った。「ショートバウンドを捕ること」が目下の課題。家で母親と一緒に練習を重ねる地道な努力を欠かさない。9月の「ロッテ旗 千葉県少年野球低学年大会」で準決勝で敗れた悔しさを胸に、「勝つためにも、苦手なところを直していきたい」と瞳を輝かせている。
「将来は、プロ野球選手になりたいです。守備がうまい選手になるのが夢です」
監督も翔太くんの姿を認めている。「初めは難しかったと思う」とコンバート直後を思いやりつつも、「頑張って乗り越えてくれました。ファーストをものにしてくれました」。感情に流されていた昨日の自分を越え、篠崎くんはチームに不可欠な選手となっている。
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