世田谷西、2年ぶり4度目の優勝で“全国3冠” 旭川大雪は初V逃す…ジャイアンツ杯決勝

文:First-Pitch編集部

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リトルシニア全国選抜大会、日本選手権に続いて頂点

 中学硬式野球の日本一を決める「第19回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ」は17日、東京ドームで決勝戦が行われ、世田谷西リトルシニア(東京)が5-0で旭川大雪ボーイズ(北海道)に快勝。2023年以来2年ぶり4度目の優勝を飾った。

 両チーム無得点で迎えた3回、世田谷西は2死満塁から原真徳(3年)の内野ゴロが敵失を誘って2点を先制。4回は敵失と四球などで1死二、三塁とし、川村亮惺(3年)が中前2点打、さらに2死二塁から元木瑛介(3年)が左前適時打を放ち3点を追加した。

 投げては先発の福田遊大(3年)が7イニングを完封。投打に圧倒して今春のシニア全国選抜大会、今月上旬のシニア日本選手権に続いて“全国3冠”を達成した。吉田昌弘監督は「とにかく選手たちが頑張ってくれた。福田は球が遅かったのがよかった(笑)。試合に出られるのは9人ですが、色々な大会で全員が活躍してくれる。みんなで祝いたいと思います」と話した。

 初優勝を狙った旭川大雪は四球や守備の乱れで失点。9年ぶり3度目の出場で初めてベスト8に進出して以降も進撃を続けたが、頂点には一歩届かず。西大條敏志監督は「残念です。完敗ですね。緩い球を最後まで捉えきれなかった。でも東京ドームでプレーできて大きな自信になりました」と振り返った。

■試合結果
◎準決勝(16日)
旭川大雪ボーイズ(北海道) 5-3 多摩川ボーイズ(東京)
世田谷西リトルシニア(東京) 7-2 中野リトルシニア(長野)

◎決勝(17日)
世田谷西 002 300 0 5
旭川大雪 000 000 0 0
(世)福田-鐘ケ江
(旭)神元、前田、樽井-市川

【決勝名場面&勝ち上がり】世田谷西が“全国3冠”達成 第19回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ

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